かわいいと言い出したら沼

某男性声優をかわいいと言い出して数年経過中。ディアなガールですが、もう女の子じゃなあい。

リーライ感想レポ5

【ゾンビ発生】

薄暗くなり、墓場のセットがシュトルーデルを乗せた状態のまま移動し、下手側に設置されます。階段のセットは取り払われ、舞台にはマロン、ガト、パル、シュトルーデルの4人が登場となります。

 

「体の一部なんて手に入らないかと思ったが、髪ならこうして手に入った!」と、死ぬ1週間前に美容院に行ったおばあちゃんの髪を入手したというシュトルーデルが誇らしげに毛髪を持ってきました。

「モヒカンにしたんだよね!」とパルがおばあちゃん情報を挟みます。

ファンキーな婆さんだな。とりあえず、おばあちゃんの死因は突然死だろうね。良い死に方したねぇー。

 

美容院に1週間前の髪が残っていたというのが甚だ疑問しかありませんが話の流れを作る為には目をつぶる箇所なのでしょう。

ともあれ、その毛髪があれば、「墓場に眠るおばあちゃんの身体を再利用できます。」「体の設計図が分かれば、そこから再利用が可能です。」とマロンは生き生きと話します。この場面の時はもう吉野マロンの声には抑揚がついてやや早口な丁寧語になっていました。画面にはDNAの動画が映し出されます。

 

マロンの持つ機械の力でおばあちゃんが再生されます。機械を表わす演出は、マロンの怪我が治った時と同様に薄暗い会場に機械音を響かせてライトを持った男達が数秒間出てくるというものでした。

 

「今、終わりました。」というマロンの声を受けて、「ほら、拍手拍手!」とシュトルーデルが会場に拍手を促します。

初日のBチームでは、(また急に客席の事を意識した発言入ってきたな。そもそもそんな拍手する場面じゃないのでは?そんな促されるほど客の反応悪かった?リーライ初見で反応してもいいタイミングが分からないから控えめにしていたのにな……。キャスト的にはどのあたりまで客の反応があると考えているんだろう。)と悶々と思いながらも緑川さんの声に促されるままに拍手するという感じでした。この台詞はアドリブなのかと思っていたのですが、3公演ともありましたね。初日、内心結構これに焦ったわー。

 

そんなシュトルーデルも、何が起きたのか分かっていない様子で「今、何をやったんだ?」とマロンに尋ねると、この一瞬で「地下1.8mの地点で腐敗が始まっているおばあちゃんの身体を再利用して」を生き還らせたと説明してくれました。

ここで不自然さを感じたのは、今まではそんな単語出て来なかったのに急に飛び出してきた『再利用』という単語。吉野マロンは特にこの単語を強調して説明している印象を受けました。良平マロンも強調はしていましたよ。マロン役キャスト、超親切。

 

墓場の方に体があるので、そこにいるだろうということで一同は墓場に向かいます。しかし、おばあちゃんの身体は見当たりません。

戸惑う彼らの目に飛び込んできたのは、町から立ち上るいくつもの黒煙でした。不穏なBGMが流れ出し、何やら異常事態が発生したことが容易に窺えます。

 

パンプキンファームの人々はシュトルーデルのトラックに乗りこみ町に移動することに決めました。この時にガトが運転席に乗って、マロンとパルを助手席に乗せてシュトルーデルは荷台に乗るという不憫な配置になっていました。「何か問題、ありますか?」と尋ねるガトの台詞がいい感じにS気溢れていました。この時の緑川さんのしょんぼりした様子が可愛かった。

ガトの運転する車は時速120キロ出して、町に向かいます。二日目はこの愛車のトラックの事をシュトルーデルが「グリーンリバーライト号」と命名。思わず笑っちゃいました。緑川さんの適度に遊び心を入れてくるところが流石で、キュンっとしちゃうわ。

 

Aチームの良平さんですが、この場面の時には、ぶりっ子臭のする可愛らしい口調と声のトーンも上がっていました。この場面の良平さんのマロンの雰囲気は「きゅるるん☆」って感じでした。きっと、のぶくんのパルをモデルにしたからかな……。

安元さんのガトは有無を言わせない力強さでシュトルーデルの乗る場所を荷台に決定づけていたのでドM心が擽られました。鬼灯さまっぽかったです♡

 

【ゾンビから逃げ惑う】

場面は変わり、神谷ゴウガイが舞台中央奥から登場します。画面には炎で照らされた看板が写り、荒れた町の状況が見てとれます。劈くような女の悲鳴と、混乱した場を表現する緊張感のあるBGMが流れ、舞台を照らすライトも赤になります。

 

ゾンビの恰好をした役者さんも複数人登場します。4人くらいが舞台から落ち、会場をうろうろしだします。動きとメイクを含めた恰好がゾンビそのものだったので不気味でした。冒頭のゴウガイの台詞から予想はしていたのですが、実際に舞台から飛び降りてきたときには、ちょっとテンション上がっちゃいました。このホラーアクションな演出とても良かったです。

ただ、3公演とも通路には近くない席だったので接近されず遠目で見る感じだったのが心残りです。ゾンビさん達はカメラさんに襲い掛かって、だいぶハッスルしていました。カメラ視点で襲われている映像が画面に映し出されていました。

 

「どういうことだ?こんなのは予定と違っているぞ!」と険しい顔で焦りを滲ませるゴウガイ。「おい、お前!まだ昼間だぞ!本番は夜だ!」と現れたゾンビ達に声をかけるも無視されて苛立ちを隠しきれません。

あからさまに苛々している神谷ゴウガイでしたが、急にハッとした様子で客席を意識しだします。「ああ、御見苦しいところをお見せしました!」と胡散臭くにこやかに微笑む様子は、冒頭説明で現れたあのキャラでした。貼りつけたような微笑みを浮かべて「こういう時は、お教えしましたように『睨まず、触らず、戦わず』ですよ!」と平静さを取り繕います。

 

保志さんのゴウガイは自分も動揺している中、客席を安心させようとして声をかけたニュアンスを感じました。その一方で、神谷さんのゴウガイは自分の苛立ちや動揺を悟られたくないように、人当りのいい外面の仮面を被った印象でした。

両チームのゴウガイ役は台本の台詞に対して非常に忠実なのが特徴でしたね。

逆に、アドリブをいれていたのはのぶくん、良平さん、浪川さん、安元さん、江口さん、緑川さん、といった面子でしょうか。

Bチームが割と堅実に与えられた台本の台詞を守る派が多かったなあと思います。キャストから振られるとサービス精神旺盛に色々やってくれる代永さんや保志さんの加勢もあり、Aチームの方は客が喜ぶように柔軟に合わせてきた印象はありました。

神谷さんはアドリブをしない人なので、Bチーム所属で良かったなと今更ながらに思います。

 

そんな緊迫した状況にパンプキンファームの人々も到着します。この状況にまるで動揺することなく、自由に振る舞う彼らからは異常者感が出ていました。暫くして、「あれ、ゴウガイさんいたの?」とようやく認識されるゴウガイ。

「最初からずっといました!何度も喋っていましたよね!?普通気付くよね?!なんで気付かないの?!」と律儀にツッコミいれて喚く様は、チョロ松を彷彿とさせました。神谷さんの畳み掛けるようなツッコミ、好き♡

 

その言葉を受けて、「普通気付きそうでも、気付かないこともあるもんだぜ……。」と重々しげに話しだすシュトルーデル。ズボンを脱いだ時に社会の窓が全開だったことに気付いたという日常ネタをやたら意味深に話します。

ゴウガイが「社会の窓って、もう死語だから!死語過ぎる!」というツッコミをするも、再び「ある日、朝ごはんを作ろうとして、ズボンを脱いだらさ……」と似たような出だしのボケをかますシュトルーデル。「ご飯作る時に脱ぐ必要ある?!脱ぐな!」とツッコんだのちに、それらの話はまたの機会にお聞きしますので!と話を一旦終了させました。

 

ここで二回目の点呼が取られます。

普通、点呼は危機から脱した時に安全確認として行われるものなのに、パンプキンファームの人々は危険な物事に立ち向かう前に点呼をとるという習慣を持っていました。

 

点呼をするパルが「年齢順にする?」と尋ねると、ガトが「それでは誰が一番年上なのかお客さんにわかってしまいます!」と拒否。この拒否の仕方で、この順は役柄ではなく、演じている声優さんの年齢で点呼とるつもりのようだと判明。1回目の点呼はキャラで取ったのに、今回はキャラじゃないのかよ(笑)

「じゃあ、体重順にする?」というとマロンが「体重、分からない」と発言。こっちはキャラなのかよー。統一しようよ(笑)

「では、性格のいい順にしませんか。」とガトが提案し、みんな即座に「1!」と声をあげてお手上げして「これじゃ決まらない!!」と断念。

Bチームは出遅れた人がいたようで、おのおのが「1!」「俺だ俺だ!」とぎゃあぎゃあ騒いでいた感じでした。初日か二日目が忘れましたが、神谷さんがぴょんぴょん跳ねながら主張していたのが可愛かった。ここの点呼は各自のキャラ像をかなぐり捨てて1を取り合う光景が愉快でした。Bチームの二日目は出遅れないように各自が声のタイミングを視線で計っていたのが地味に面白かった。

Aチームの二日目は綺麗に「1!!」と全員の声とタイミングが合っていました。良平さんが「神様ですよー!?」と説得しようとしていたのと、全ての声を低音と声量で叩き潰す安元さんの「1!」にめっちゃ笑っちゃいました。声量と声質の力半端ねえ。安元さんの声の力強さやばい。

結局、4つ目の提案でようやく点呼のテーマが決まりました。こんなんじゃゾンビにやられるって(笑)まあ、ボケとしては面白かったです。

Bチームの初日は「じゃあ、良い声の順にしませんか」という結論になりましたが、二日目は「じゃあ、ラップが上手い順で」となりました。神谷さん以外はみんなラップで台詞を言っていました。思いのほか野島さんのラップが上手くて感嘆してしまったのと同時に、妙なクオリティの高さに笑っちゃいました。

Aチームは何の順番だったか忘れてしまいました。安元さんの声に全てをもっていかれました。あと、点呼を年齢順で取ろうかという提案の際に、「それではお客さんに誰が一番おじさんなのかわかってしまいます!!」と安元さんが台詞を少し変えてツッコんだのにも思わず笑ってしまいました。

 

舞台の上にいるゾンビに「お前たちはどこから来たんだ。」と尋ねると、墓地のある方角を示してくれます。ゾンビ、普通に良い人だ……。意思疎通出来るのかよ。しかも、特に襲ってこないのかよ。動きが気持ち悪いだけで、性質は穏やかなのかよ。じゃあ、ほっといていいじゃん……。

 

「皆様、こういう時は、私が申し上げたようにするのです!『睨まず、触らず、戦わず!』です!目を開けたまま死んだふり!」と指導するゴウガイ。一列に並んだキャストにゾンビが襲いかかるも、キャスト言葉を言いながらポーズを決めます。ゾンビはキャストのすぐ近くでピタリと止まります。動きが止まっていたら襲わないという不思議ミステリー。

「そうそう!」「その調子!」と神谷ゴウガイが褒めるのが、ゲームの声じみていました。Bチームの初日はそこまでおかしな動きはなかったのですが、二日目は柿原さんがゾンビとダンスしていました。二日目の神谷さんは立った状態でのけ反っていました。

 

一方のAチームはかなり自由でしたね。ゾンビとキャスト全員で躍っていました。付け焼刃でしょうが、各々それほど振り付け間違う事無く揃って踊れていました。予想していないサプライズでした。何度も公演を見ているお客もいるので、ポージングだけでは物珍しさに欠けるかもと思ってこのサプライズ演出をされたのだろうなと思います。キャストのサービス精神の高さを見ました。戸惑っている様子の保志さんを1人だけでセンターに出して躍らせるのは結構驚きました。なかなかの無茶振りだったと思います。保志さん、なんだかよくわからないことに付き合っていただき真にありがとうございました!

このサプライズダンスはどなたの提案でしょうか。…のぶくんかなー。まあ、キラキラビートでその辺のお話うかがえますかね?

あと、のぶくんに超近かったゾンビさんが羨ましいです。股間にゾンビの顔が来て「ち、近い……!」と引き攣っていたのを見て、浪川さんの股間タッチした報いを受けたなと思いました。

 

感想レポ6につづく

リーライ感想レポ4

【新聞記者の悪巧み】

墓地のセットがまだ動いている状態でも安定している吉野さんの落ち着いたナレーション声による場面説明から始まりました。

階段セットの上に乗った神谷ゴウガイが大仰に「ゾンビ事件」について語ります。「ゾンビが突如町に出現。人々は大パニック。ゾンビたちは無抵抗な人々に襲い掛かったとのこと。謎が…、謎を…、呼んで…、いる……。」とじれったく読み上げる。さすがに台詞はなんとなくでしか覚えていませんが、こんな内容の記事でした。神谷さんの声に合わせて、画面に記事の文字も畳み掛けるように表示されていていましたね。

 

ゴウガイは「俺の仕事は号外だ…。大きな事件がない限り俺には仕事がない。世間が平和であればあるほど暇で頭がおかしくなりそうだ。」と苦々しげに独白します。使い古されたネタではありますが、彼が行なっているのは『記者が自分で事件を起こしてスクープを作る』ということでした。

 

その大きな独り言を5分くらい前からこっそりと聞いていた砂糖が姿を現します。ゴウガイの計画を知った砂糖は「いいじゃないですか、最高ですよ!」とはしゃぐのでした。

こいつも屑属性キャラかよ!

しかも、ここで「何故、2、3回会った程度なんて嘘をついた?お互いに冗談を言い合った仲じゃないか。」とゴウガイが問う。それに対して、ケロッとした様子で「それには僕もびっくりしましたァー。何で、ですかね?」ととぼける砂糖。

 

そんな砂糖は「お願いですから、パンプキンファームに手を出さないでくださいよ。」と嘆願します。

その直後、意味深に「実はあの土地を二束三文で買おうとしているところがあるんです。」と情報を漏らします。「この話はまだ泳がせた方がいいですよ。大きくなるまで、ね。」と微笑む砂糖と、にやりと笑うゴウガイという、急にシリアスな雰囲気になっていました。

ここで砂糖は「しかも、この話、この後の展開に全く関係ありません。」と急にメタ発言ぶち込んできました。あのメタ発言にはちょっぴりびっくり。関係ないならこんな意味深に言うなや。でも無駄に深読みする前に教えてくれてありがとう。

 

砂糖に近づいて「お前と俺は似ている。似た者同士、同じ匂いがするんだよ…。」とシリアスに悪い奴感を出す神谷ゴウガイに対して、江口砂糖は「えー?僕そんなに匂いますかねー?」とすっ呆けた返事をする。

 

初日はここであまりの身長差に「ちっさ!」と客席からまあまあデカい声がしてしまいました。ここでも客席から軽く笑いが起きていました。キラミューンで江口くんの高身長はずっと弄られてきたし、神谷さんも何万回も言われ続けているだろうけれど、男性にしては小柄な体格だしね。私も軽く笑ってしまったのでなんとも言えないんだけれど、でも、普通にちょっと傷つくよね。シリアスなお芝居中に、意図しない箇所(身体的なもの)で笑いが起きちゃうのって良いか悪いかで言ったら後者だよ。二日目は初日の反応を受けてか、神谷さんが敢えて江口くんのすぐ傍に立って数秒グッと見上げていました。客の反応を受けて、立ち位置と動作を変えてきていました。

 

「うーん、同じ匂い?」と言いながら、神谷さんの頭を江口くんが嗅いでいました。嗅がれた神谷さんが「やめろ!」と手で振り払うものの、そんな軽い抵抗には負けない江口くんが更に嗅いできて、「やめ、やめろって言ってんだろ!」と腕を振り廻してガチ拒否していました。江口くん、先輩の怒号にも負けない強い精神でありがとう。あの「やめろ!」は本気で嫌そうでした。両日ともに嗅がれていました。

 

Aチームは、代永さんが階段の手すりにもたれかかって、保志さんの顔を下から覗き込む体制をとっていたのがナイスでした。安定している感は代永さんと保志さんのコンビの方が出ていました。神谷さんと江口さんのコンビは「頭を嗅ぐ」というアドリブが私のなかで破壊力あり過ぎてだな……。

 

【パンプキンファームの人々と宇宙人の交流】

下手側に階段セットが真横付けされ、正面に南瓜のセットが配置されていました。画面はパンプキンファームのイラストで、ステージには正面のセットの端に腰かけたパルと、同じ正面セットの裏部分に立つ宇宙人の二人だけが舞台上にいました。

 

「何故、私を見ているのだ」と尋ねられると、パルは「父ちゃんに見張っていろって言われたから。」とニコニコして言葉を返す。そうやって、会話をしていく中で宇宙人の名前が「マロン」という事が分かります。

「マロンかー。いいなあ。うちはガトも父ちゃんも砂糖も甘いものなのに、俺だけカロリー低めなんだー。」と不満げに零します。ここもパルの正体に関わる部分になります。

 

「何でマロンはそんな喋り方なの?一昔前のロボットみたい。」と指摘すると、「私のいる星では科学が進歩していて声に感情を込める必要が無い。」と説明してくれました。

それってさみしくないの。楽しいの?と尋ねるパルに対して、沢山の仲間とすぐに交信がとれるから楽しいと即座に反論するマロン。

声の他にも、「音楽にだって楽しいと悲しいは表現できるんだぜ!」ということで、違うパターンのメロディが1フレーズづつ流れます。画面に音譜も出ていてわかりやすかったです。

会話の中で、パルは「僕の夢はロックスターになること」だと明かします。一曲歌ってくれるのですが、全くロックではない曲調でした。ちゃんと、オレンジ色の画面に歌詞が映し出されていました。

 

『空を飛ぶための羽のように 白い光が 僕は何も知らない 月夜のミツバチ♪』

 

この歌詞の後半はパルというキャラとして理解出来るのですが、前半が今になっても消化不良です。誰か解説してください。

 

マロンとパルとの交流場面は声優ならではの見せ場でしたし、ユーモラスで面白かったです。感情を込めた声の見本として、パルが「こんにちは」の見本を見せます。普通にこんにちは、緊張した状態でこんにちは、泣きながらこんにちは、江戸っ子風のこんにちは、御用聞きのこんにちは、等…。最後に愛情を込めたこんにちは、を披露してくれました。「こんにちは。今日も、君は綺麗だね。」という乙女ゲーのキャラかよってくらいに甘ーい台詞でした。完全に用意されたサービスタイムですね、ごちそうさまでーす。美声に甘い台詞言われて喜ばない訳はないよ。

 

吉野マロンに振ると「情報を整理しています…。」と返答があって数秒後、「よっしゃ、出来る、出来るぞ…」と普通に喋り出すので面白すぎた。あの喋り方が馴染んでしまった後に普通に話されるとそれはそれで違和感が凄い。スラスラと感情を込めてさよならを連発する吉野さんのこれぞ声優という姿ににやけずにはいられなかった。しかし、江戸っ子のさよならが分からず、吉野マロンは止まってしまいます。

 

野島ガトが階段セットに上っていたので「ガトさーん、江戸っ子のさよならって何―?」とパルが尋ねると、「なんでしょうね…。ここはアメリカですので、カウボーイ風でしたらお答え出来ますよ。」と優しげに言った後、英語で言った後に日本語でめっちゃカッコよく言っていました。線の細い野島さんの美青年ボイスでそんな挑発的な台詞言われたらグッときちゃうだろ~~とテンション上がって興奮したのは覚えているのだけど肝心の台詞が相当曖昧です。「てめーの馬の尻尾を踏まないように気をつけな!」的な台詞だったように思うのですが、時間が経って冷静になったら全然「こんにちは」じゃなくね?と思ってしまって。

この野島ガトに対して、「こんちには、今日も君は綺麗だね。」と口説く吉野さんの声が優しすぎて綺麗過ぎて超テンション上がりました。サービスタイムをありがとうございました。

 

パンプキンファームの中では割と味の良いとされているマメかぼちゃを何故かガトがプレゼントとして投げて、マロンがキャッチする展開になってしまった為、マロンが乗っていたセットが上手側に寄りました。

二日目は野島さんが噛んで、マボかぼちゃと言ってしまい吉野さんが弄ってフォローする場面がありました。「マメ、かぼちゃ、です!」としっかり言い直す野島さんに不覚にもキュンとしてしまいました。か、かわいい。その後にガチで投げるフォームをする野島さんかわいい。「ちょ、ちょっと待て、フォームがおかしいから(笑)曲線を描くようにね?!」と宇宙人キャラを一旦置いて普通の状態になっている吉野さんもかわいい。

 

ミニゲームによるドキドキ感を出す為にこの場面を突っ込んだのだろうけど、単純にその策にハマりました。結果としては、2つかぼちゃを投げてどちらも取れませんでした。その代わりに普通に予備のかぼちゃが用意されていて、キャッチできなくても結果オーライでした。「私は神だ。」と言いながらサッと取り出してきたのには笑いました。

 

「パル、君のお母さんはどこにいるの。」と尋ねるマロンに、「別れたんだー!父ちゃんと仲が悪くってさー!」とにこにこと答えるパル。「そうか。君にとってつらい事を聞いてしまったようだ。」と3人の間に少し気まずい空気が流れたところで、「神様―ちょっとこっち来てくれー。」とシュトルーデルの声がして、マロンが「呼ばれました。」といそいそとセットに乗ったまま退場していくのが可愛かったです。

 

照明が暗めに調整され、階段のセットが正面を向くように動き、そこにパルとガトが腰かけます。

「父ちゃんって凄いよね!神様を膝で笑っている!」とはしゃぐパルに、「それを言うなら、顎で使う、ですよ。」とガトが修正する。

「パル、何故嘘をついたのですか。」と静かに問うガトに、「マロンが面白キャラになっちゃったからさー。冗談のつもりで!」と答えるパル。「冗談と嘘は違います。パル、嘘は言ってはいけないことなのですよ。」と諭します。

でも、私がパルの立場だったら、そういう嘘をつくよ。場が円滑にいく為の嘘ならついてもいいのになあと思っちゃいました。ここの家庭の教育を任せるのに父親は論外だけれど、ガトもイマイチ信用できないなと思いました。なんでもかんでも嘘は悪だと考えるなんてナンセンス過ぎ。

 

Aチームの方は、良平さんとのぶくんのコンビがいい遊び心出していました。最初の「見張っている」台詞は良平マロンの口調を真似て、「愛情の籠ったこんにちは」はのぶくんパルの真似をしていました。「それ、僕の真似ェ!?」とのぶくんが吃驚していて可愛かったなあ。良平さんの物真似は声質が違うのに意外と似ていました。流石仲良しコンビ。

安元さんに「嘘をついてはいけない」と諭されている時の、のぶくんパルが可愛すぎて鼻血出そうでした。

 

感想レポ5につづく

リーライ感想レポ3

【宇宙人(神様)との遭遇】

階段のセットが正面下手側寄りに配置され、客席に見える側の側面にギターが飾られていました。その階段セットの中ほどに砂糖はリラックスした様子で座っていました。

下手側にはシュトルーデル、上手側にはパルとガトが大量に積まれた南瓜を乗せたセットをバックにしていました。ステージ画面は薄暗い山々のイラスト映し出され、ゆったりしたギターの音と虫の音が響きだしました。

 

「この地方はこの季節が一番いいですね。」と1年以上はこの地方に住んでいる者にしか言えない台詞をしみじみと言う砂糖。

「わあ~。虫が草葉の陰で鳴いている~!」と無邪気なパル。「こら、草葉の陰とは縁起でもない。亡くなった方を指して言うものですよ、」と優しく諭すガト。

不思議そうなパルが「じゃあ、ばーちゃんがないているの?」とシュトルーデルに問うと、「鳴かねーよ?ばーちゃんは哺乳類だから!節足動物とは違うから!」と変な否定をします。「ばーちゃんは哺乳類…、ねえ、なんでばーちゃんは、とーちゃんにとってはかーちゃんなのに、俺にとってはばーちゃんなんだ?」と小さな子供のように疑問が溢れてくるパル。シュトルーデルは「そこから説明しないといけないのかよ…。」とぼやく。

「ねえ、砂糖は哺乳類なの?」と、急にちんぷんかんぷんな質問を浴びせるパルに動じることなく、「そうだよ。」と優しく答える砂糖。

 

パルからの「砂糖は何でギターが弾けるの?」という質問には「光子さんが教えてくれたのです。両親のいない僕のただ一人の家族です。グランドマザーです。」と教えてくれました。ギターの先生をやっている光子さんのお蔭で、ギターが弾けるようになり、女の子にモテたと語りだします。光の子と書いて、光子。そんな光子さんはまだご存命ということでした。砂糖は「感謝しているよー!光子さぁーん!」と会場に響き渡るような大声で叫びました。謎の光子さん押しに正直かなり戸惑いました。しかも、この後の展開に光子さんは特に関わってきません。

 

シュトルーデルが「俺は肩書きに先生がつく奴は嫌いだな。」と言うと、「それは、あなたの学校の成績が悪かったからでしょう。」とやれやれという調子で優しくツッコむ野島ガトから、苦労人感がすごく出ていました。野島ガトの穏やか天然お母さん感にほっこりしちゃいました。

亡くなった婆ちゃんは自分自身の頭が良い為、息子の学校の成績にそこまでこだわらなかったとのこと。数学も文字を書くのも、今は計算機やPCが全部正しくやってくれるけれども、やはり数学や字を発明し理解して使ったからこそ文明が発達したのであって、学ぶという事は大事なことですよと年若い砂糖に諭されるシュトルーデルが情けなさ過ぎた。

 

「踏んだり蹴ったりですね…」と気落ちした様子のガトに「踏んだりってのは?」と尋ねるパル。「おばあ様が亡くなったことでしょう。」とちゃんと返事してあげるガト。続けて、「蹴ったりってのは?」にも「有能な後継者を残せなかったということ、でしょう。」と答える。その言葉を聞いたパルは「確かにー!とーちゃんの経営表を見て、小学生のお小遣い帳かと思ったもん!」と無邪気に神経を逆なでしてきます。

「草葉の陰でばあちゃんが泣いているぜ!」と屈託なく言うパルに、「く、悔しい。意味が完璧に合っている……。」と認めるシュトルーデル。

 

そんなまったりとした会話の中、ガトが空に光る未確認物体を発見します。背景のイラストの中に出現した光がどんどん強くなっていく。「あれは何だ?!」と騒然とする一同の上を非常に強い白の照明が通り過ぎます。

この演出、すっごく良かったです!舞台と客席の上を宇宙船が飛んでいったぞ!ってなりましたもん。

 

確か、このタイミングで点呼を取ったはず。「ご飯を沢山食べる人順」という事で、シュトルーデルが1、砂糖が2、ガトが3、パルが4でした。あれ、砂糖が3だったかな。ここで大切なのは若くて元気いっぱいのパルが4位という不自然な順位だということ。この点呼が後の展開を予告させるものになっていました。

 

一旦、舞台セットを動かす為に薄暗くなるステージ。舞台セットは端に追いやられ、キャスト4人が下手側からシュトルーデル、砂糖、ガト、パルの順番で立っていました。なんともおどろおどろしい雰囲気で、どよんとした気味の悪いSEと砂糖のカメラ音を表わすSEをバックに、個々の役者の緊迫した演技が見られました。パルだけ、緊迫していませんでした。

何かあった時の為にシュトルーデルがライフルを持ってこいと言うが、弾が無いですと怯えた様子のガトに返答されて、特に武器も持たない状態で未確認物体に近づいていく。ライフルをもって攻撃していたら物語は人類滅亡でデットエンドだったんでしょうけれど、こいつら無謀かよ!!と内心めっちゃツッコみました。

 

腕っ節の強さから先頭を任されたシュトルーデルは「先頭で戦闘になったらどうするんだよ…。」と弱音を吐く。それを聞いたパルは「ねえ、先頭で戦闘ってギャグかな?」と小声で砂糖に尋ね、砂糖も砂糖で「ダジャレですね!」と小声でかえしているのが、ちょっと面白くて笑ってしまいました。緊迫した雰囲気の中にこういうの入れるのは割と好きです。

事態にテンパったシュトルーデルの「新聞記者が土地に激突するし…」という言い間違いにはクスッと笑っちゃいました。その言い間違いを受けての「そりゃあ、びっくりするよね!」のパルの追撃にもクスリと笑っちゃいました。

 

「大きい声で喋らないでください…!未知の生命体が反応して起きてしまうかも」と怯えたガトの台詞の直後、音楽がゆったりとした曲調のものに変わり、照明もピンクや黄色といったカラフルなライトが舞台をゆらゆらと照らす演出に切り替わりました。

ポップアップからターミネーターシュワちゃんみたいな片膝をついた体制で登場したのは、宇宙人役の吉野さん。髪形が逆立っていて、眉毛がメイクでなくなっていました。キラキラの衣装を纏ったその姿で出てきた時の破壊力たるや。ちなみに、二日目は土下座しているようなポージングで丸まって出てきました。

 

ズ、ズルくない~!!こんな出オチの外見ってズルくな~い!!それであの喋りだよ!!!ズルくない!!?あの機械で弄ったような喋りは結構な難易度じゃない??!弄った声にしているのに、ちゃんと台詞が客に伝わるっていうのが、めちゃくちゃ凄い。プロの技術怖い。吉野さんやばい。

 

怪我をしている宇宙人に対して、病院に行きますか?ちなみに合衆国ではお金がかかります。と怯えながらも心配して説明するガトに対して、「必要ない。これくらいなら、自分で直せる。」と言い放つ宇宙人。照明が一瞬落とされ、ライトを持った男達がライトの明かりをぐるぐると回して3、4秒後にはステージから速やかに撤収するという演出が挟まれました。この宇宙人は自分の力で怪我を一瞬で治せるのでした。

 

「私は、神だ。」と言う不気味な宇宙人に、シュトルーデルが頼んだのは突拍子もない願いでした。「神様なら、死んだ婆ちゃんを生き変えらせてくれ!」というもの。このお願いがあまりに急展開過ぎて、びっくりした。しかも、宇宙人も快く「体の一部があれば可能だ。」とこの急過ぎる依頼を引き受ける気あってびっくりした。限られた時間の中でリーライならではの面白い展開にして行かないといけないから、多少の強引さはあって当然なのですが、普通にびっくりした。

 

こんなに次々と大きな事が起きてしまって…と困った様子のガトが零した「うちは、だだ、デスユーティが払えないだけなのに。」という言葉に反応した宇宙人が「デスユーティとは何だ?」と問います。それは…と1人が口尾を切る。そのタイミングで声を揃えてパンプキンファームのキャスト全員が声を合わせて「相続税のこと」と、語尾はそれぞれに言い放ちました。

 

Aチームの方は、代永さんが光子さんへの感謝の叫びの時に自分の体をぎゅっと抱きしめていたのが印象的でした。あと、「大きな声で喋らないでください!!」と一番デカい声で注意する安元さんに笑わされました。あれは笑う。

良平さんはどうやるかが一番気になっていたのですが、感情を込めない低い声と無表情での登場となりました。抑揚が全くない声で、帝国スタア(乙女CD)の不二の時の機械的な喋りを更に無機質にした感じでした。私の良平さん知識が薄いので、間違っているかもしれないのですが、彼が感情の無い喋りをするキャラをやるのはレアだなと思いました。

 

【登場人物紹介】

宇宙人役が出そろったところで、登場人物が舞台に勢ぞろいして新聞の記事風に紹介される場面がありました。

この時の紹介ナレーションが良平さんでした。(Aチームの時は吉野さんでした。)全員の短いキャラ紹介文と名前を順番に読み上げ、最後に「キラミューンプレゼンツ、パンプキンファームの宇宙人」と今回のリーライのタイトルを読み上げていました。ここまでは役者を揃える為の序章で、これから物語が動き始めるのだなとワクワクしました。

新聞の見出し風に紹介する演出、物語によく合致していたし、キャストが思い思いの表情とポーズで写っていて、とても素敵でした。神谷さんは両日ともに、舌を出して目をかっぴらいたゲス顔で写真に写っていました。かなり狂った表情でしたね。その写真の瞬間以外は険しい顔をされていましたね。

二日目は吉野さんが寄り目していたのと、緑川さんの投げキッス、江口さんが眼鏡外してキメ顔していたのが印象的でした。初日は神谷さんが顔芸ぶちかましていたくらいでそこまでみなさんおかしな事になっていなかったような記憶がありますが、記憶力低いのでごちゃごちゃになってそうです。

舞台セットとキャストの配置バランスも見栄え良くとてもよかったので、あの集合写真が欲しいです。墓地をイメージしたセットに吉野さんが乗り、階段のセットに神谷さんが乗っていたのですが、次の話の展開の為、セットに乗ったまま移動させられていました。

 

感想レポ4につづく

リーライ感想レポ2

 

【パンプキンファームの人々の紹介】

暗くなった舞台の上を舞台セットが動き出します。男達が数人がかりで押して動かしていました。下手側に墓場をイメージしたセットが配置され、上手側に階段をイメージしたセットが配置されていました。

 

画面にはパンプキンファームと英語で書かれた看板とオレンジのかぼちゃと畑のイラストが表示されます。「ここはパンプキンファーム…」と、安定感のある耳馴染みの良い落ち着いた男性のナレーションが流れ、心底ホッとしました。

一応声オタなのに、これが吉野さんの声だと始めは気付かなかったんですよ。あのナレーション、いい意味で吉野さんボイスっぽさを押さえたもので良かったです。

神谷ゴウガイがあまりに精神不安定なキャラだったのと、初日はあまりに席が近すぎて神谷さんの動きや仕草やら声の調子にいつも以上に過敏になっていたのでなんかもう見ているだけなのに序盤で内心もう既にいっぱいいっぱいになっていたんです。近距離に慣れていない神谷大好き人間があんな近距離で心穏やかにしてられるかという話です。30日昼は落ち着いて見られてそんなことなかったんですけどね。

 

下手側にパリティービット役(=息子役)柿原さん、シュトルーデル役(=父親役)緑川さん、上手側にガト役(=農夫頭役)野島さん、階段の舞台セットの上に新聞記者役(=ゴウガイ役)神谷さんという配置でした。

「はぁ~!つっかれた疲れた~!今日も頑張って働いたぜ~」というニュアンスのシュトルーデルの台詞から始まります。二日目は緑川さんが初っ端のこの台詞で歌い出したので、めっちゃときめいちゃいました♡

昨日とはまた違ったものを見せようという役者魂と、それでいて元々のキャラ像をそこまで崩さないで、こういう遊び心のあることをしちゃうところ堪らなくきゅんっとしちゃいました。勿論、初日の軽~い調子で「つっかれた~」って喋りだすのも良かったんですよ。この父親、自分は「痩せの大食い」だと言い、「炭水化物3キロペロリ♪」と軽口を叩きます。そんな明るい雰囲気の最中、スポットライトが数秒緑川さんに当たり、この父親についての解説がナレーションによって入ります。「このシュトルーデルという男、明るく振る舞ってはいるが、つい先日母親を亡くしたばかりで失意の底にいます。つまり、これはカラ元気。」と暗い情報を落としていきます。

 

それを聞いた息子役の柿原さんは「痩せ…?…あ、わかった!嫌な性格の略!?」と元気に明るく毒を吐く。

それを受けて「お前は変な事は知っている癖に、こんなことは知らないんだなぁ。」と軽く流す父親の姿からして、息子役が腹黒く嫌味でそんな発言を言ったのではなくどこかズレた知識を持っている人物像であると分かります。

ここのタイミングで柿原さんがかぼちゃの歌を歌いだします。画面には歌詞とともにしょんぼりした顔のかぼちゃのアニメ―ションが映し出されて、なかなか可愛らしかったです。短く簡単な歌詞でメロディも特に普通だったので、客にもすぐ覚えてもらえるように挿入歌として入れたのかなと思います。

 

『わらべはみたり のなかのかぼちゃ 

あんまり美味しくない よくわからない味 ♪』

 

急に歌うんだね?ミュージカル風味なの??と初日は割とびっくりしました。

歌った後に拍手するのを忘れて「ほぇー…歌うのかー。ほぇー…」とびっくりして普通に聴いてしまいました。白状すると、初日のリーライはそういうことを結構やらかしました。いっぱいいっぱいだったんです。

 

呆れて窘める様子でガト役の野島さんが会話に参加してきたところで、階段から呼びかける新聞記者ゴウガイ。「へへ…、ようやく気付いてもらえた!新聞社の者ですゥ~」と媚びへつらうようにヘラヘラと笑う。

ゴウガイから「ちょっとォ、お話ィ、『うかがえますかね?』」と粘着質な調子で問われた3人は「わぁお!取材来ちゃったよ!」「朝夕ともに、新聞は間に合っています。」と返事を返します。

「いやァ、新聞の勧誘ではございません~。取材ですゥ。先日経営者がお亡くなりになったという事でェ、農業の経営がうまく行っていないとか?品質に問題があるとか?収穫量があまりないとか?経営者の人格に問題があるとか?」と質問を畳み掛けるようにぐいぐい突っ込んできます。それに対して、物腰穏やかで人の良さそうな野島ガトが「全部ですね。」と全肯定します。

 

このタイミングで、舞台上にいる役の自己紹介がありました。

まずは、緑川シュトルーデルから「ここの農場主だ。腕っ節の強さと肝っ玉の小ささは誰にも負けないぜ!」と画面に映る説明の文字と連動するように勢い良く自己紹介の台詞を言います。

野島ガトは「ここの農園のリーダーを任せられておりまして、かれこれ25年は務めております。…長くなりますので、わたくしの紹介は以上です。」と控えめな感じ。

柿原パルは「俺はパリティビット!パルって呼んで!」という感じでした。パルの自己紹介があまりにも短いので、父親のシュトルーデルが「俺の自慢の息子だぜ!」とコメントを挟んでいました。

のちのちに、パルの正体を知っちゃうと、ここの自分の紹介が簡素な理由にちょっと悲しみを覚えちゃうし、自慢の息子だという父親の言葉に屑野郎だなと思います。この物語の登場人物は殆どが精神破綻者でしたが、私の中では父親が断トツでド屑でした。どうしてこんなド屑設定の男にしたの……。しかも、フライヤーのストーリーを読んだ時は主人公っぽいと思ったのに主人公じゃないし……。

神谷ゴウガイは「名は体をあらわす!豪快なガイで、ゴウガイ!」と早口に捲し立てるような自己紹介でした。喋る勢いがはんぱなかったです。

 

神谷ゴウガイが「もう1人いるだろう。」と言うと、パルが「んー、砂糖のことかな!?」と名前をあげます。そこで、ステージ中央奥から江口くん演じる砂糖の登場です。

ゴウガイの車を見て「2026年という時代には似つかわしくない自動運転もついていないまるで化石のような存在だー。」と冒頭のゴウガイのドライブ最中の言葉をまるまる言い放ちました。

さっき神谷ゴウガイが言っていた台詞そのまんまを読み上げるものだから、違和感バリバリでした。のちのちに、この二人は似た者同士であるということを客に伝えたいが為に挿入した台詞なのかなーと思えてきたのですが、初日は「この違和感ある台詞なんなのよ。」と内心ツッコまずにはいられませんでした。

「知的で、恥的で、素敵な、大学院生ですゥ~。趣味は他人の揚げ足をとること♪性格はシュガーではなく、タイガーです♪」と腹黒い感満載で自己紹介しました。こいつ、絶対に何か裏があるし、絶対にねちっこい性格キャラだわ…と思いながら見ていました。「知的で、恥的で」の部分で顔と声と仕草からお色気感をガンガンに出してきていていました。

ゴウガイに対して「ゴウガイさんじゃないですかァ。どうしてここに?」「彼とは2、3度会ったことがあるだけですよォ。」「彼の外見は目立ちますからァ。」とヘラヘラしながら喋る江口砂糖。

どう考えても嘘だ。どう考えてもこのやり取りが意味深過ぎでしょ。絶対に何か二人の間に何かあるでしょ。120%親密でしょ。2、3回見かけただけで名前覚えちゃうほどに目立つ外見ってなんなの。美形なの、不細工なの、怪我の跡でもあるの?腐った心が戸惑いと期待でザワザワしました。

「うちは、何も人様に迷惑はかけていません。借金も食い逃げもしたことなどないのですから!」と生真面目に言うガトを横目に、シュトルーデルは軽口を叩きます。「借金も食い逃げもあるぜ!なにしろ朝飯の前に3回も食い逃げしているからな!」と嘯くシュトルーデルに、「父ちゃんすげー!」と目を煌めかせるパル。

呆れた様子のゴウガイが「また日を改めて来ます!」と言う台詞を言い放ち、一旦場面展開の為、照明が薄暗くなりました。

 

Aチームでは、この自己紹介部分でのぶくんが浪川さんの股間をタッチするという悪戯を働きまして、その流れで「俺の自慢の息子と息子(股間を指して)だぜ!」とカッコよく下ネタを言うというものが見られました。

のぶくんはパルという役に引くほど合っていました。いや、普通にこの役に合うだろうなと思っていたけれど思いのほか可愛らしい高音で、ちょっともう可愛すぎて抱きしめたいとしか思えなかった。悪戯はやり過ぎだけど。

安元さんはフライヤーに書いてあったガトのイメージそのまんまでした。想像していたものとドンピシャで何も言うことなしです。私の中では、野島さんの方が想像していた役より柔らかい感じで少しギャップがあったのですが、あれはあれで素敵なものでした。

代永さんの演じる砂糖は、明るく穏やかなのに保志さんゴウガイとの間に非常にいい感じに意味深な雰囲気が出ていてこの時点で代永砂糖に対しての期待で胸高まりました。

 

 

感想レポ3につづく

リーライ感想レポ1

リーディングライブ「パンプキンファームの宇宙人」 

                                                                                             in 舞浜アンフィシアター

10月29日夜公演(Bチーム)のみ

10月30日昼公演(Bチーム) ・夜公演(Aチーム)

 

リーディングライブは全4公演なのですが、その中の3公演に行ってきました。2014年頃からチケットがかなり取りにくいことでお馴染みのリーライです。自力で30日昼のチケットが奇跡的に取れたのと、フォロワーさんと同行するということで幸運にも3公演も見られました。(初日のAチーム公演だけ見られていないです。)

 

【物販】

今回、パンフレットがなかったので物販列には並びませんでした。初日は開場時間に到着して物販を覗くとかぼちゃタオル、トートバック辺りは残っていました。売り切れのものもあったので妙にホッとしました。次に繋がる為の資金集めが売れ残っているのを見るのは、不安が過ぎりますもの。何も買わない予定でしたが、神谷さんの言葉により、二日目の公演終了時にかぼちゃタオルだけお布施の意味も込めて買っていきました。

 

【席】

29日夜公演の席はステージ正面から見てやや上手側寄りの2列目という神席でした。誘ってくれたフォロワーさんに本当に感謝しています。30日昼公演は上手側の中間程度の席。30日夜公演は下手側後ろ側に近い席でした。

 

【簡単な感想】

リーライ自体、はじめて見ました。面白かったです。

物語展開にはツッコミどころが結構あるし、どう見ても無理やりなところが沢山あったけれど、『いかに客に楽しんでもらえるかを重視した台本』だなという印象は受けました。それと、『良い意味でも悪い意味でも、演出がだいぶ凝っていた』という感じも受けました。これに関してはそれなりのお金を払っているので舞台セットや演出にもお金をかけてもらわないとがっかりしますから、少し演出過剰なくらいでいいのかもしれません。以前から、どちらのチームも見た方がいいという話は聞いていたのですが、その意味がようやくはっきりとわかりました。ダブルキャスト見比べ、とても面白いです。

最終日に客への絡みや茶番が思っていた以上に入っていたのには些か驚きました。私はああいうのが楽しい人なので単純に受け入れてしまうのですが、ああいうネタはリーライ初見の人から見たらどう映るでしょうね。ただまあ、本会場のチケットはファンクラブに入っている人の一部だけが手にすることが出来る状態なので、現状の形態でいいと思います。

 

【配役&ストーリー】

《Bチーム》

父親)シュトルーデル役 緑川光

(息子)パル役 柿原徹也

(農夫頭)ガト役 野島健児

(新聞記者)ゴウガイ役 神谷浩史

(大学院生)砂糖役 江口拓也

(宇宙人)マロン役 吉野裕行

 

《Aチーム》

父親)シュトルーデル役 浪川大輔

(息子)パル役 岡本信彦

(農夫頭)ガト役 安元洋貴

(新聞記者)ゴウガイ役 保志総一郎

(大学院生)砂糖役 代永翼

(宇宙人)マロン役 木村良平

 

《ストーリー》

2026年のアメリカ西海岸。潰れかけたオンボロ農場『パンプキンファーム』の裏山に宇宙船が墜落した。救出された宇宙人の種族は『神』。経営難で相続税が払えない農場の主人、シュトルーデルは懇願する。「神様ならお願いだ!死んだうちの婆ちゃんを蘇らせてくれないか!」そして夜が明け、喧騒のハロウィンが始まった……。(※棒線部は当日配布された公式のフライヤーより引用)

 

チーム毎にまとめようと思いましたが私の根気的に無理そうなので、Aチームの感想も時折挟む程度に記録を書いていきます。

以下Bチーム中心の感想レポです。

 

【開演】

開場の照明がスッと落とされた直後、正面の画面に少しホラーめいた字体で「count」という文字が表示されました。

そこから、10~1までの数字がハロウィンをイメージした背景と共に次々と浮かび上がります。時計の針の音のような「カチ、カチ…」という音が響く中でカウントがされていき、非常に静かな導入でした。キラフェスとは違って、客が声を出してカウントすることはなかったですね。

ステージは真っ青な照明のみで照らされ、ハロウィン風のコミカルで怪しげな音楽と共に上手から2人、下手から2人、仮面をつけた黒いスーツ姿の男達がステージに登場しました。

もしかして、キャストの方々が仮面をつけているのでは?と期待して目の前に来た男を注意深く様子を見ていたのですが、その予想は外れでした。

 

ステージ真ん中のポップアップから、ベージュのトレンチコートを纏った神谷さんが登場。白い照明に照らされてにっこりと不自然な笑顔を貼りつかせます。

「レデーィス&ジェントルメーン!今宵はこのハロウィンパーティーにお越しくださり真に!ありがとうございます!」と胡散臭い笑顔と芝居がかった大仰な仕草で客を歓迎します。「今宵、ここにもしかしたら本物のゾンビが現れるかもしれません…」と思わせぶりに語ります。その言葉に身をぎゅっと寄せ合って怯えた仕草をする仮面男達。

「でも、ご安心を!!うちのはそんなに怖くないので!」の台詞に合せて、仮面の男4人がそれぞれに大丈夫だよポーズをしていたのが萌えました。上手側の仮面男が肘を内側に寄せて顔の近くで両手で親指を立てるポーズがキュンキュンしました。仮面男達の仕草がたまらん可愛さでした。

 

「ゾンビをやり過ごす方法はあります、それは『睨まず、触らず、戦わず』…です!」と画面の文字も神谷さんの有無を言わせない力強い喋り調子の声と呼応するようにじゅわっと浮かび上がるように白い文字で表示されます。ちなみに背景の画面の色は、鮮やかな緑色でした。この精神異常者臭いキャラが今回の神谷さんが担当するキャラなのか…と、恐怖感を抱きながら見ていると「では、私はこの辺で!取材がありますので!」と切り上げてステージを背にして後ろに10歩程度歩きます。

 

くるりとこちらを向いて立った時の表情は一変して、周りへ侮蔑と自虐が混じったような険しいものになっていました。喋り口調も神谷さんにしては随分と低音で淡々としており、その姿と様子から感じられるものとしては「苛立ち」と「軽蔑」の色でした。

冒頭の大仰で慇懃無礼なキャラ像はどこに行ったの?と普通に戸惑いました。

 

仮面男4人が神谷さんの後ろに片膝を立てて座り、前方の2人がライトを持って照らします。画面には運転席からの景色がアニメ―ションで映し出されていました。車の走る音もSEで入っており、思っていたよりもリーライというものは演出が結構細かいのだなと感じました。

29日夜公演だけは客席から割とデカい声で「雑っ…」と声が上がっていました。客席から軽い笑いが起きていましたね。その声につられて私もクスリと笑ってしまいました。静かな空間でのあの声は、神谷さんの耳にも入っていたでしょうね。

映像と語りで、運転しているのは十分分かるのでライトは過剰演出だなとも思いました。そもそも、明るい昼間の道路のアニメーションなのに、ライトは不要では?まあ、これもプロが計算の中で演出しているのだからやいのやいの言うのはいけないとは思いますが。

 

神谷さん演じるゴウガイは、パンプキンファームというおんぼろ農場に行こうとしているところでした。自分の乗っている愛車に「2026年という時代には似つかわしくない、自動運転もついていないまるで化石のような存在だ。」と自虐を込めて吐き捨てていました。

この独白がストーリーの時代背景の説明になっていましたね。

「カゲロウは追いかけても、追いかけても、絶対に捕まえられない。まるで、少年のあの日に思い描いた夢のように。」の台詞と苦々しさの中に切なさをはらんだ言い方があまりに意味深でこの後の展開に深く関係するのではとそわそわしちゃいました。少年ゴウガイが思い描いた夢がこの後の展開で語られるのでは?と思っていた人は私と握手しよう。お互い、深読みしすぎでしたね。

このカゲロウの台詞に合わせて、ステージを彩る丸い照明も細長い丸みを帯びた影が全体的に規則正しく並んで付いた状態のものになっていました。それらの複数の白い照明が四方八方からゆっくりと揺らめきながら舞台を照らしていました。

仮面男の持っていたライトの光が左上右下を照らし、ぐるりと一回転をしました。車が止まるSE音が入り、車役の仮面男たちは素早くステージ裏に捌けていきました。

 

「んん、あァー、ちょっとォー、お話ィ、…『うかがえますかね?』」と嫌味な、ねちっこい感じで尋ねる神谷ゴウガイ。画面には英国新聞風の背景の上に白い文字で『うかがえますかね?』と浮かび上がる。

重要な言葉にはこうやって画面に台詞を出すのか、かなり凝っているなあ。この台詞は話の展開の中でどういう意味を持つ言葉になるのだろう…、と初見はとてもワクワクしてしまいました。神谷ゴウガイの特徴の一つとしては、この「うかがえますかね?」の言葉の音と調子が非常に強かった。言い方は丁寧にしてやっているけれど、拒否は認めないからな?感がビシビシと伝わってきました。こんな、ねちっこい感じの新聞記者さんに問いただされたらほんとに恐怖しかないんだけど。

照明が一旦暗くなってから、下手側にある3メートルの高さくらいはありそうな木製の階段のセットの上に登って行きました。

 

一方、保志さんのゴウガイからはねちっこさや二面性ある性格は感じられず。「どこか暗い過去を持つ、仕事に熱心な熱い男」という印象を受けました。2公演分見た事で神谷ゴウガイのイメージが強すぎて、保志さんのゴウガイが公演前はなかなか想像がつかなかったのですが、始まったら保志さんのゴウガイもいつの間にか馴染んでしまったので不思議です。キャストの力ですね。

 

 

感想レポ②につづく

バトルですよ、アザゼルさん。G 感想レポ

バトルですよ、アザゼルさん。G 

(in有明ディファ  2016年10月8日開催)

 

夜公演のみ行って参りました。

先に白状しますと、アザゼルさんは神谷さんがきっかけでアニメは楽しんで見ていたのですが、ラジオに関しては神谷さんゲスト回を聞いていた程度の超ライト層です。そんな超ライト層の私が行くには、場違い感が凄くなりそうでなんだか気が引けていたのですが、偶然にも昼夜公演の一般チケットで割と長い時間余っていたのでひっそりと参加させてもらおうということになった次第です。

アニメが終了して2年近く経っているので、チケットも若干捌けにくい状態だったようです。空き席が出来てしまうよりは、超ライト層の私で一つ席を埋めた方がマシだろうという思考からチケットをゲットしました。一般の残りの席だったので、ステージからも遠くて妙に安堵した心持ちで当日を迎えることが出来ました。

 

【物販・公演前】

会場は最寄り駅からすぐ近くの場所にあったのですが、はじめて来る場所の為「はたして場所はここで合っているのだろうか…」という疑問とかすかな不安を抱えて、15時頃に会場に到着。7,8人程度の女性客が有明ディファ敷地内の隅っこにいるのを目視して、2階の物販スペースへ。タイミングの関係もあり、私しか物販にお客さんがいなかったので、さくっとお目当ての品物を買えました。スペースに入った瞬間、物販スタッフ数人が一斉にサッとこちらを見たので割とドキドキしました。臆病なのでそれだけのことでも緊張しました。

物販では珍しく、わざわざ袋に入れてくれました。この気遣いは有難かったです。アニメイトでお馴染みの濃い青のビニール袋でした。

会場周辺に時間を潰せそうな場所がないようだったので、ゆりかもめで移動して開場時間まで漫喫で時間を潰しました。

 

入場すると、アンケートが配布され記入するスペースがありました。アンケート内容は事前に知っていたのですが、ネタを考えるのが苦手な私にはちょっとした難関でした。悩みつつも、えげつない内容を書きました。

会場内は2階の柵部分にカラフルな横断幕がキャスト6人分貼っており、それぞれの名前とともにパンチの利いた一文が載っていました。

 

【開演】

キャストの入場は、レニーハートさんの声にて行われ、まるでプロレスが始まるかのような演出でした。岩田さん、豊永さん、神谷さん、小野坂さんの順番でステージ中央の割れ目から勢いよく吹き出す白煙とともに登場してきました。レスラーの登場みたいで、なかなかに面白かったです。それぞれに格闘家っぽい動きをされていました。

神谷さんは登場すぐにカメラをひっつかみ揺れ動かし、実に暴れん坊な入場でした。小型のげっ歯類が牙を剥きだしにして威嚇している感がありました。小野坂さんが最も体格的にも迫力的にもレスラー感が出ていました。神谷さんと同じようにカメラを揺れ動かしていましたね。

 

それぞれ勢いよく登場してきて恰好よく構えていたのに、小野坂さんが普通にまったりしたテンションでMCを始めたので笑っちゃいました。敢えてテンションあげずにMCに繋げるスタイル、嫌いじゃないです。

神谷さんに至っては自分のキャラ名を初っ端の名乗りから噛んでしまい「ベルゼブブとか最近言ってないからサラッと言えないんだよ!!」と言っていましたね。

小野坂さんがアザゼル風の落書きを顔にしていたのですが、それに対して神谷さんと豊永さんが「なんか違くない?髪切った?染めた?」と一緒にボケていたのが微笑ましかった。小首をかしげるタイミングが合っていて、このボケは事前に打ち合わせをしたのだろうな~とか思ってにやけながら見てしまいました。

 

キャスト3人が絡んでいる最中、岩田さんが前方の客に「これからすけべな事沢山言うと思うけど大丈夫?」と絡んでいたのが地味に面白かった。ステージに4人だけなのに、いきなり行動がバラバラじゃねーかという(笑)

岩田さんの言葉に対して、可愛い女性客がはっきりと首肯したという事で「こんな可愛い子が!いいよ、って頷いてくれた!」と喜んでいたのがちょっと微笑ましかったです。そんなに心配しなくても、アザゼルさんのイベントに来る客で下ネタがアウトな人はいないでしょうに。

 

コーナータイトルを僕が言うので「アザゼルさんG-!」と続けて言ってくださいね、と小野坂さんより指示がありました。コーナー毎に毎回声を出してタイトルコールするのは、恥ずかしいという方も中にはいるかもしれないですが、私は一緒に空間を作っているような感覚になるので単純にこういうのがあると嬉しいです~。

 

【生淫奔 コーナー】

事前アンケートから選ばれたお悩みを取り扱うコーナーでした。

1件目はアリーナ席の前方の女性で、女の子らしいヘアセットで可愛らしいふわふわのワンピースを着ていました。あの女性とパンフレットに載っている、つぶたさんは同一人物なのでしょうね。(お名前が一緒なだけの赤の他人だったらごめんなさい。)

今回のイベントに備えてTバックを履いて来たという超個人的な情報が読まれているにも関わらず迷いなく起立するという素晴らしい度胸の方でした。小野坂さんが恥ずかしいなら手をあげなくてもいいからねーと気遣いを含ませた中で、スッと彼女が立った時は動揺して本当に見ていいのかちょっと戸惑いながらガン見してしまいました。要望に応えてくるっと回転して見せていました。彼女が立った時のキャストの男性陣の集合の速さには笑ってしまった。じぃっと凝視されていました。

カップを尋ねられて、Cくらいだと律儀に答えていましたね。うら若い乙女に何言わせているんだよ!と内心めっちゃツッコミました。むしろ同性の私が赤面していました。

あと、豊永くんの「飛んで」要求には結構びっくりした(笑)

つぶたさんのお姿が印象的で、肝心のお悩み相談については内容忘れました。

 

2件目は男の人に免疫がない女性からのお悩みで、男性に食事に誘われた時になかなか断れなくて困っているというものでした。

まずは、興味ない男からのは断っちゃえばいいという話になりました。しかし、それが怖くて出来ないから悩み相談しているんだろうと軌道修正され、本命がいるならそれを断る理由にすればいいんじゃないという流れになりました。つまり、その日は彼氏とデートするんで~、みたいな体で断れと。

「いま、好きな人はいるの?」と軽く尋ねる神谷さん。それに対してその女性客が首肯したらしく、にやにやと嬉しそうに質問をして満足そうにしている神谷さんの挙動に凄く親戚のおじちゃん味を感じました。「へえー!付き合ってる?あ、付き合ってはないんだ(笑)二人で食事行ったりとかは?ある?あー、じゃあもうもういいじゃん。そこまでいってるならさあー。あとちょっとじゃん。がんばってね?」と満面の笑みでやけに嬉しそうでした。神谷さんが男客相手でなくて、女客相手で暫く会話するってちょっとレアでした。

 

3件目は風俗のお仕事をされている方から、お店での服装についての意見が欲しいというものでした。ワンピース一枚でサービスして致すのと、下着姿でサービスして致すのはどちらがお好みですか?という旨の質問でした。

神谷さんが「これ、内容読み上げて大丈夫!?いやマズイんじゃない?こんなんAVでしか見たことないもん!!」とワタワタしていたのが愉快でした。このトークの時にやたら「だって、AVでしか見たことねーもん!」と3、4回くらい言っていました。それに合わせたジェスチャーで、スマホを持って見ているポージングをしていたので、普段AVで致している時はスマホ使っているのだねと思いながら話を聞いていました。小野坂さんが「それはお前がAVばっか見ているからだろ!」とツッコミして、ようやく上記のAV云々言うのをやめていたので、神谷さんってば欲しがりさんなんだから~。

キャストの方々はどちらがいいのか熱く主張討論して欲しかったのですが、すぐに神谷さんが男客に「どっちがいいと思う?」と相談投げかけてしまったので、どちら派かは明確になりませんでした。男客に対してはそんなセクハラな質問に答えさせられてお疲れ様でしたという気持ちと、真剣な顔の神谷さんからまっすぐに見つめられて意見を求められていて羨ましいなこんちくしょうという気持ちが混じった視線を送りました。

ちなみに、男客はワンピース一枚派でした。

「通うから。偶数日は下着で、奇数がワンピース」を岩田さんか神谷さんが仰っていて、その発想嫌いじゃないわーとしみじみしちゃいました。小野坂さんには「通うのは無し!一回だけだって!」と訂正を要求されていましたが。

お店の場所が書いてあるか否かを確かめる為に用紙のある小さい丸机にキャストが集合してきていて「ここは本部か!そんなに集まるな!」と小野坂さんに散らされていました。ちょうどその直後辺りで、神谷さんが小野坂さんの机に寄りかかり過ぎて机が壊れるということがありました。誰も怪我しなかったし、すぐに直ったからよかったけど、脆過ぎでしょ。ヒヤッとしたわ。

 

【相談 コーナー】

アンケートに相談事を書く欄があり、そのお悩みを解決するコーナーでした。説明では会場から最も支持されなかった人が罰ゲームを受けるという事だったはずなのですが、その判定方法は色々あって無視されました。

この相談コーナーの時間は、小野坂さん以外の3人がステージの床に腰かけた状態で相談を聴いている様子が可愛かったです。足を軽くプラプラさせているのがキュートでした。この時に神谷さんが床に胡坐をかいた状態で足を開いて、股間と尻を客席に向けるという体制を数秒間とったんですよ。その光景は鮮明に覚えているのですが、前後の記憶がさっぱり抜け落ちました。何であんな体制をとったんでしたっけ?サービス精神?「神谷君はそういう恰好しないの!」って小野坂さんに怒られていたのしか思い出せない……。

 

1件目は、彼がキスをする時に口の周りをべろべろするのが本当は嫌なんだけど言いだせずに困っているというお悩みでした。

岩田さんの「口の周りをべろべろされると乾いたときに臭いからね。困るよね。」が生々しかった。小野坂さんの「以前に気持ちいいって態度をとったから、彼が勘違いしちゃってんじゃない?」説にはちょっと信憑性あったけれど、そんな事はないですとそのお客から否定されていていましたね。神谷さんは小野坂さんに向かってオフマイクで「俺、彼女だったら口のまわりべろべろしたいもん。」と伝えていました。小野坂さんが「なんで俺に言うんだよ!」と言いつつも、ちゃんと神谷さんの言葉を拾ってくれていていました。神谷さんが女性客に面と向かって言わないのは「恥ずかしいから」だそうで。そんなん他のキャストだって恥ずかしいわ!

豊永さんが「もー、そこは口じゃない♡口はここ♡」と指さしする方法はどうかと提案して、実演させられていました。あのキス待ち顔は豊永さんファン的に狂喜乱舞ものだったと思います。この実演の時に、隣に座っていた神谷さんが彼氏役として駆り出されていました。女の子座りする豊永さんと、ちょっと真剣な表情で迫る神谷さんというシーンが2、3秒展開されました。その後すぐに「俺、みんながドン引くほど女好きなんで!!無理っす!!」と神谷さんが声張り上げてギブアップしていました。

 

2件目は、セカンドバージンの女性からの相談で、今付き合っているお相手と距離が縮めたくても怖くて出来ないという可愛い相談がありました。

豊永さんが一人芝居で「こうしたらいいんじゃない?」という提案を実演してくれました。あの1人芝居は、大変よく頑張っておられました。途中で心が折れないでやり切ったのは尊敬するわ。

ここの芝居がやたら長かったからという理由で、問答無用で罰ゲーム受ける人物が豊永さんに決まりました。もっとも、罰ゲームの風船爆破は2回とも無駄にビビらせるだけの不発で豊永さんにとっては非常に可愛そうな結果になっていました。爆破するならするで、ちゃんとやってあげてくださいー!

 

【挙手人数勝負 コーナー】

キャストが質問を提示し、客の中で該当者がいれば挙手。その人数が一番少なかったキャストが勝利となるというものでした。(該当者0人は論外)

トップバッターの岩田さんは「75のAカップで空色の天使のブラをつけてきた人」という質問で、該当者ゼロという結果でした。二番手の豊永さんは「ブラジャーをつけてない人(男性も含む)」という質問で数十人の該当者を出しました。

小野坂さんは「このイベントに来る前に(深夜0時~イベント時間までに)セックスを2回以上した人」という質問で9人の該当者を出すという神業を披露。

この人数を切るような質問は流石に神谷さんでも無理かと思っていたら、該当者4人というヤバい結果を出しました。質問自体は小野坂さんのものを借りたということなので、小野坂さんの質問のぎりぎり加減が素晴らしいということがよく判りました。声優雑誌に出るような声優とセックスしたことあると挙手した4人の客のお顔が見てみたい。

 

【綱引き コーナー】

洗濯バサミを自分の身体につけて、その部分で綱引きをするというコーナーでした。洗濯バサミが身体に残っていた方が勝利というもので、トーナメント制でした。

小野坂さんの「男だったらあそこにつけろや!」という気合の入った言葉から、皆さん全員が股間に装着していました。

 

第一回戦は神谷さんと豊永さん。

「とし、俺たちがはじめて共演したアニメ、いい作品だったな。……、俺たち、今何やってんだろうな。……でも、がんばろうぜ!!」と股間に洗濯バサミをつけて対面した二人から醸し出されるアンニュイな雰囲気からの、神谷さんの無理やりの笑顔とお馴染みの親指立てたポーズが記憶から薄れない。

神谷さん、あのね?何も面白さ重視じゃなくてね、自分が嫌かどうかで物事を拒否してもいいんじゃないかしら??仕事、選んでもいいんじゃないかな??色んな意味でそのコーナーやって大丈夫??面白いは面白いんだけどね??後ろを向いて装着して、振り返って客に股間を見せるのが完全に芸人のソレなんだけど大丈夫??二人が共演したもので一番古いものってなんだ?デュラララ??……万が一に何かあったら恰好悪いにもほどがあるから何事もなく済んでくれ……と、色んな想いが錯綜しました。

二人とも割とビビりながら綱引きして、勝者は豊永さんでした。神谷さんから外れた洗濯バサミが小野坂さんの右すねにぶち当たって、不幸にも小野坂さんが負傷しました。

「みんな、なんでもっと勢いよくガンガン後ろに下がって綱引きしないのかって思うでしょ?!俺もそうしたいんだけど、マジこえーんだよ!こうなっちゃうんだよ!」とわーわー言う神谷さん。洗濯バサミが取れる前の神谷さんの顔、恐怖一色だったもんね。よく頑張ったなと思います。恐怖で怯えて歪んでいるお顔が見たい人はDVD発売したら確認しましょう。

 

2回戦は岩田さんと小野坂さんでした。妙に生き生きとした神谷さんがレフェリー役をやりだして、不正がないかを確かめる為という口実で何回もちんこチェックしていました。自分が負けて今後の勝負が他人事になった途端にウキウキモード発動していて笑ったわ。先輩の股間どんだけ触ってんだ。

 

3回戦が岩田さんと神谷さんの対決で、岩田さんの勝利。

たぶん、3位決定戦は本来だったらしないのでしょうけれど、神谷さんがあまりに調子乗っていたから急遽決まったのだと思われます。股間から洗濯バサミが飛んでいった神谷さんが下手側で転がって軽くのたうちまわっていたのが見られました。それを他の3人には放置されていたけど(笑)

ここで洗濯バサミが破損するというアクシデントが起きたんだよね。この事故に対して、キャストがステージ上で直しはじめるというなかなかレアな光景が見られました。股間の衝撃で転がっていた神谷さんはハサミをステージ裾から手渡されて持ってきていて、小野坂さんが主に直していました。数分間で一応綱引きは出来る状態になったのは、小野坂さんの手先の器用さが成せたものだなと思いました。普通のイベントなら、破損したらゲーム終了だと思うもん。よく「直す」という発想に至ったね。

 

4回戦は最終決戦ということで、小野坂さんと豊永さんの対決でした。復活した神谷さんがやたら低い良い声(神谷ボイスっぽくない低音でした)でレフェリーをはじめて、悪ふざけに小野坂さんと豊永さんの股間を何回も繰り返し触っていました。もーーー股間どんだけ触ってんねん!!ささっと勝負せいや!!と思った(笑)

調子のったレフェリー神谷さんが中学生男子の行動にしか見えなくて可愛かったから許すけど!!神谷さんじゃなかったらこのちんこチェックの時間の長さ許されなかったから!!今も若干許せずに根にもっているから!!もーーーーーーーー、、、許すけど!!

客にウケているのが分かって、ついつい繰り返しやっちゃったのが分かるから許すけど!

 

【アフレコ コーナー】

時間が押している為、まさかのアフレコ1本カットされました。

告げられた時は信じられなかったもん。イベントでアフレコカットとか相当だよ???ガチでショックでした。

 

昼公演のアフレコの感想を事前にチラッと見て、生のベルゼブブの罵声に超期待していたのですよ。ベルゼブブのあの上から目線のぬめっとした喋り方、通常のトーンと罵声吐くときのトーンの激しいギャップが超好きなんですよ。それが夜公演でも聞けるかもー♡と勝手に妄想膨らましてきたから……。だいぶ、ショックでした。アフレコ自体は良かったんですけど……。

原作12巻のコロフンガシの話の生アフレコをしました。人型バージョンのベルゼブブでカッコ良かったです。豊永さんが効果音担当で、良い仕事をしていました。人気声優を敢えて効果音出すだけの為に使うというところにじわじわ笑えた。

 

【お誕生日 コーナー】

小野坂さんの52歳の誕生日が近いという事で、誕生日プレゼントが贈られました。

構成作家の方がセクシーなバニーガールのコスプレでプレゼントを運んできてびっくりしました。細身で色白な人だったので普通に女性かと思ったら、男性でした。しかも、腋毛処理済みでした。

登場時から小野坂さんは大きなベルトを下腹部につけていたのですが、それが午前の部で贈られたプレゼントだとここで判明しました。昼公演にいなかった私は、なんで小野坂さんの顔の落書きには触れて、ベルトには誰も触れないのだろうと普通に謎に思っていたのです。

いつかのアザゼルイベントでの神谷さんを彷彿とさせるようなハイテンションで、マイクを急角度に構えた豊永さんが司会進行を始めてめっちゃおもしろかった。神谷さんも途中から同じキャラで乗っかってきて、二人がかりで小野坂さんに悪絡みしていてめっちゃ面白かったし、2人分ということでウザさが倍増していました。

後ろを向かされた小野坂さんは神谷さん達に着替えさせられ、プレゼントのアザゼルマスクを被らされました。

最後にキャストからの言葉があって、公演は終了となりました。

 

イベントは面白かったですが、企画されたものを消化するには公演時間が足りないなとは感じました。あと、下ネタをもっとガンガンに入れて構わないのに、キャストが若干遠慮してしまっている感じがしました。女性の割合が高かったので、やりにくかったのかなあとも思いました。ハプニングが多かったけれど、スタッフがバタバタしないで、キャストがどうにかして乗り切った印象だったのには好感持てました。ただ、「ジャンプすると、おしっこでちゃいそう」な状態になった豊永さんの股間と2回ほど洗濯バサミが当たった小野坂さんの足が心配です。

 

グッズの事後通販あるとのことなので、興味ある方はご購入検討されると良いと思います。

 

※最後の挨拶辺りで、神谷さんが「今日の事、ツイッタ―に色々書かないで!」と言っていたけれど、これはブログだから……(屁理屈)

 

牛久に行ってきたよ

牛久に行ってきました。

 

DGSの牛久ムービーを映画館で見た当時から「いつかディアなガールと一緒に行ってみたいなあ」と密かに思っていたのですが、ようやくその願望が叶ったという感じです。5年くらいお付き合いのあるフォロワーさんと一緒に行きました。いやー、ありがとね!

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牛久大仏

デカかった。

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泊まったホテルからもその姿は見えました。

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大仏の体内で、お願い事を書いてきました。DGSリスナーのお願い事が割とあって笑いました。

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牛久ムービー内で映ったものにも触れあってきました。

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【リスとうさぎの小動物公園】

エサが100円で売られていたので、うさぎさん達にあげました。

餌やりしようとしたら、大抵強く引っ張られて持っていかれちゃいました。

雨だったので木の下で雨宿りしているうさぎさんが多かった。

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シャトーカミヤにも行ってきました。

ちょっと浮かれて、お土産にビールとジュースを数本買いました。 

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【神谷傳兵衛記念館】

小学校の社会科見学で来るようなところでした。地元の偉人を知ろう!的な……。

地下が初見の人が一人でうろうろするには怖いような場所でした。

臆病なので、ちょっとドキドキしちゃいました。

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【レストラン キャノン】

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神谷さんと小野さんが飲んでいた100%果汁のぶどうジュースも飲んでみました。甘味の調整が無いだけあって渋みを含んだ大人な味でした。ジュースというより、ワインの一歩手前の飲み物だわ。普通にジュースだと思って飲むと、甘味の控えめさにすげーびっくりするから。私は一口目、相当びっくりしたから。

 

 店員の男性が、お会計の時に「声優さんのファンですか?」と尋ねて下さって、DGSで使った場所に案内してくれました。お言葉に甘えて、二人が座っていた席に座ったり写真を撮って貰ったりといったサービス受けてきました。使用された部屋は多分見られないだろうなーと思っていたので相当嬉しかったです。

その店員さんは偶然にも、牛久ムービーの時にDGSの二人を接客対応した方でした。当時のお話や、その後の震災で変わった事なども話してくださいました。

店員さん、ありがとうございました。

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【おまけ】

牛久駅東口の河童押しのさつまいも専門店の大学芋が完全にスイーツでした。とてもおいしかったです。目印はこの看板。食べやすいようにフォークをつけて欲しかった。

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道を歩いていたら河童のマンホールありました。かわいい。

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