かわいいと言い出したら沼

某男性声優をかわいいと言い出して数年経過中。ディアなガールですが、もう女の子じゃなあい。

リーライ 感想レポ③

リーディングライブ『カラーズ』

10/28 2日目(昼公演)Bチーム公演 ライビュにて

 

(黄金崎との2人での会話辺りから、緑川くんのキャラが計算高くなっているなぁと感じた。シラサワとのやり取りをしている時の緑川くんからは当初の気弱そうな印象は受けなかったし。もしかしたら、本来の緑川はこういうタイプなのかもしれないなと思った。それまでは、友人の突然の死で気が動転してしまっていたのかなと。ただ、罪を犯してしまったが故に、もう表世界で生きていけないから詐欺集団に仲間入りをするというのは思い切りが良過ぎる(笑)思い切りが良いキャラは好きなので、この辺で緑川くんに対する好感度上がった(笑)緑川くんのカラーズ参入の時に「自分のせいで、お金を黒部に盗まれてしまった人達へ、お金を返してあげたい」というような事も言っていたけれど、この段階ではそれにはあまりピンとこないまま何となく聞いてしまっていた。カラーズに入ったのは、復讐が主な理由でしょ?って……。)

 

【闇カジノ】

1ヶ月後。

黄金崎(のぶくん)は、最近の黒部の行動データを、カラーズ一同に発表。

「顧客からせしめた金を黒部がどう使っているのか調べてみたんです。GPS機能を利用して、彼が行き来している場所と、顧客の金を使った場所の統計を出してみた。すると、とある雑居ビルで多額の金を使っている事が分かってね?なんの変哲もなく、商業施設もない雑居ビルで多額のお金を使うというのは何を意味してると思う?」

 

その問いかけには、青柳(神谷さん)が答える。

「奴には物欲が無い。靴を見れば分かる。物欲が無いやつが大金を使うとなれば、やることは一つ。……ギャンブルだ。恐らく奴が通っているのは、闇カジノだろう。」

 

その青柳の答えに対してニッコリと微笑んで、「僕もそう思います♪黒部の裏の顔がギャンブル狂だとするなら、闇カジノ界隈に探りを入れるのもありだと思います!」と首肯する黄金崎。「もしよかったら、僕のお金を持っていって、闇カジノで換金してください。このお金にはGPSがついています。闇カジノでは現金でのやり取りが多い。このお金がその後どう動くかを見れば、この闇カジノの金の流れが分かるかもしれません。」と青柳にお金を託します。

 

まずは、赤井(江口くん)と青柳がその雑居ビルに潜入してみる事になりました。

彼らの予想通り、その雑居ビルでは闇カジノが行なわれていた。カジノで黄金崎の金を換金した青柳は早々に退散しようとします。しかし、「すぐに出ていったら怪しまれる。一回くらいやっていこう。」と赤井がその場に留まろうとします。それに対して青柳は「リーダーである俺の言う事が聞けないのか!」と小声で攻防するも、赤井は聴く耳持たず。

 

そんな最中、黄金崎から連絡が入ります。

「マズイです!黒部がそっちに向かっています!引き返してきてください!」

 

黄金崎の言葉を聞いて、早くこの場から退散しなければならないと焦る青柳。「こちら側の顔がバレるのは避けたい!早く行くぞ!」と促すも、赤井は「どうせ来るのなら、あいつの遊び方を知る事が出来るチャンスだろう。敵を知るのは必要だ。」と好戦的。

2人が小声でそんな攻防を繰り広げていると、その場に到着した黒部の声が闇カジノ会場に大きく響き渡る。

 

「警察だ!!動くな!従業員はこっちに並べ!客はそのまま座れ!」

 

なんと、黒部は個人的に闇カジノで遊びにきた訳ではなく、警察側としてその場に来たのであった。一気にピンチに陥る青柳と赤井。

「僕、なんとかして見せます!」と黄金崎の声がして3秒後、赤いライトでその場が真っ赤に染まり、大きな警戒音が響き渡ります。すぐに真っ暗に暗転する会場。

「ビルの防災システムを弄る事が出来ました!この隙に2人とも逃げてください!」という黄金崎の声に促され、2人はその場から逃亡して事なきを得ました。

 

なんとか無事にアジトに帰る事が出来た青柳と赤井。

黄金崎は「すみませぇん……。まさか、刑事側で闇カジノをしょっ引きに来るとは思っていなかった……。」とションボリした様子。また、青柳はリーダーである自分の指示を赤井が無視した事を怒っていた。青柳に対しては謝らないが、気まずそうな表情の赤井。

 

「あの後に調べてみたんですけど、黒部は先日、ここの闇カジノで大損したみたいなんです。今回来たのはその腹いせなのかもしれません。」と黄金崎。

 

そんな最中、黄金崎のGPS入り現金が動きを見せる。警察側に押収されたはずのお金は黒部とともに移動しているというのだ。どうやら、黒部は闇カジノから押収した金を懐に入れた様子。黒部の表向きの顔は親切な警察官。裏の顔は盗んだ金で遊ぶギャンブル狂。カラーズは黒部のその性質を利用して、今度こそ奴に一泡吹かせてやろうと次の計画を立てることになりました。

 

(物欲が無い奴が大金を注ぎ込んでいるとなったら、一体何に使っているのか分からないものだと思うのですが。それに対して青柳さんは即答だったので吃驚した。靴を見ればその人が分かるというのは、何となく私にも分かるのですが……。あと、黄金崎の有能さととても素直なところが可愛い。青柳さんのキャラは、話が進む程に神谷さん味(?)が強いなと。好きです。)

 

【タイムカプセルに入った手紙】

※個人的にはかなり印象的な場面だったのに、緑川がカラーズに参入する直前だったのか、直後だったのか、闇カジノ取締り事件の後だったのかが記憶が曖昧です。闇カジノ取締り事件の後だと仮定して、書き残しておきます。

タイムカプセルに入っていた灰原の手紙は、子供時代に埋めたものではないようでした。(子供時代に埋めたもの、と解釈する人もいるとは思いますが…。)子供の頃に緑川に宛てた手紙だとすると、その段階での灰原が置かれている状況がシリアス過ぎる。

 

「お前がこの手紙を読んでいる時、俺はもうこの世界にいないかもしれない。」

「お前には、俺の血が流れている。それだからか、俺はお前の事を自分の半身のように思っている。」

「もし俺がお前より先に死んだら、お前は俺の分まで生きてくれ。」

 

(ステージのモニターに手紙の文章が掲示されて、良平さんが読み上げる速度でスクロールされていったのですが、その内容が胸にグッと来てしまって……。もう少し長い文章でしたが、その中で印象的だった文を上記に書き記してあります。

灰原からの「お前には俺の血が流れている。」って文があったんですけれど、それって緑川少年への輸血の話とリンクするなぁって。緑川1人がその出来事を意識していた訳じゃなくて、灰原もその事を意識していたんだなぁって……。天才だけれど理屈屋で、自分の他に友達がいないような親友が、実は詐欺集団の一員で。実は父親は死んでいないけれど、それを親友の自分には言う事が出来なくて。詐欺集団の中にちゃんと彼の居場所があって。彼の死を悲しんでくれる仲間(カラーズ)がいて。それを知ったのが友人の死というやるせなさ。自分が殺されるかもしれないという状態で、友人の事を想ってくれる優しさ。緑川の心情とか、灰原の気持ちとか、そういう事を考えたらめちゃめちゃ胸にきません??私はこういう男の友情にめちゃんこ弱いです。良平さんが敢えて感情的ではなく、淡々と静かに手紙を読み上げるのが尚更良かったです。)

 

【赤井さんエンター(※のぶくんと江口くんの和みタイム)】

暗転から再びステージにライトが当たると、そこには床に寝そべった状態の赤井(江口くん)と、その横で正座をしてキーボードを叩く仕草をしている黄金崎(のぶくん)がいた。キーボードになっているのは、赤井のお腹。

「えーい☆赤井さんエンター!!」と言いながら、赤井の股間を人差し指でちょんと触る黄金崎。黄金崎というより、完全にのぶくんじゃねーか。

当然の結果として、エンターされた江口くんは「あああああ!?」と呻きながら転がり起きます。「やっぱり、赤井さんエンターっていいよね!」と、エンターボタンを押す動作をしながら謎のコメントをするのぶくん。

 

どうしたwww急にシリアスな空気感をぶち壊してきた!ww

 

「赤井さん、うなされていたみたいだけれど大丈夫ですかぁー?こんな感じでしたよー?」と床に寝そべって真似をし始めるのぶくん。

のぶくん:「『青柳……タワーオブ〇ラーだけは、止めろ……!』って!」

江口くん:「うん!相当乗りたくなかったんだろうね!!」

 

のぶくん:「もうひとつあるよ!『夜のエレク〇リカルパレード』……」

江口くん:「おい!!!それ以上は言うな!!!」

のぶくん:「え、でも言ってたじゃん。夜のエレクト……」

江口くん:「言うな!!!」

 

【偽カジノ計画】

黄金崎と赤井の元に、青柳と緑川とシラサワも合流し作戦会議が始まります。

偽のカジノを作って、そこで黒部を罠にしかけようという計画です。

まず、黄金崎が黒部の携帯に連絡をいれます。

「税務署の者なのですが、カジノの顧客情報に電話番号が乗っていましたのでこちらの番号に電話を致しました。このカジノを経営している組合の事について調べていますので何かご存じの事があれば教えていただきたいのですが……。」と、見事な演技力でなりすましをします。

黒部が知らぬ存ぜぬを突き通して通話を切ると、黄金崎は「後はお願いしまーぁす♡」と嬉しそうに悪い顔をして、ニヤリと笑います。

次に黒部に電話をかけたのはシラサワ。新しいカジノのオーナー(ヤジマ)になりきります。

 

「どうも、ヤジマです。あれぇ、知りませんか?あなたなら名前だけでもピンと分かるものかと思っていましたが……。そう、そのヤジマですよ。毎度お世話になっております。この間、うちのカジノの顧客の情報が税務署の方に流れてしまったみたいで。ええ、ご迷惑おかけしました。あなたが最近、うちのカジノで気前よく遊んでくださっていると聞いたものでね。こうやってお電話した次第なんですよぉ。また新しくカジノを開くので、是非あなたに楽しんで頂きたくて!また開店する時になったら連絡さしあげますので!」

 

こうして、黒部を偽カジノに誘うことに成功。その後、偽カジノの内装準備はカラーズのメンバーが早急に行なった。

 

(2段階攻めの詐欺の手口じゃん……これは騙される。声優の本領が発揮されていてゾクゾクした。和彦さんの演技の温度差が凄い。熱帯魚なら死んでいる。あと、偽カジノの準備に思っていたよりもリーズナブルに物品の用意が出来たと喜ぶ緑川くんは可愛い。)

 

 つづく