岡本信彦ライブツアー横浜公演感想レポ①
岡本信彦 ライブツアー2017 HAPPY DOOR
2017年8月13日 inパシフィコ横浜
ライブツアーの最終公演に行って来ました。ツアー自体は福岡、愛知、大阪、神奈川とあったのですが、私が行ったのは神奈川公演のみです。
今回の座席は1階席の最後列で、上手側の席でした。のぶくんの表情はステージ画面のモニターがないとよく分からないくらいの距離感でした。けれども、座席からステージまで視界を遮るようなものもなく、そこまで離れている訳でもないので十分に楽しめました。
物販は16時頃に行きました。己の体調、グッズの靴下購入を秤にかけて、自分の身体優先にしました。(※仕事で身体がしんどい)
今までの物販の様子を見ていて、靴下だけは物販列に並んで少し頑張らないと手に入れられなさそうな感じでした。予想通り、到着時には靴下のみ完売していました。
ほぼ待ち時間ゼロで、お目当てのパンフレットとグッズTシャツ(黒)を購入。
パンフレットはグラビアが多かったです。インタビューは控えめな量。大きさがやや小さめサイズ感だったので持ち帰りしやすかったです。
Tシャツは「のぶくんのサイズ感…♡ちょっとだけおっきーい♡」を家で1人キャッキャ遊びたかったのと、多少のお布施のつもりで購入したので、着ないままライブに参加しました。
開演5分前になると、いつもの注意事項が読みあげられました。
キラミューンメンバーで各々注意事項を読み上げる時ののぶくんは、可愛い系の声でアナウンスをしてくれるのだけれど、今回は落ち着いた感じのアナウンスでした。何だか新鮮……!
恒例の注意事項が終わると、普段のトークでのトーンで、ペンライトについての注意事項がアナウンスされました。
「みなさんに、お願いがあります!」
「今回のライブ中、僕が『風よ静まれ!』って言ったら、ペンライトを消してね?『風よ静まれ!』……うん、うん。消えているはず……。」
「じゃあ、僕がね、『風よ吹け!』って言ったら、ペンライトをつけてね。練習するよ?……風よ吹け!!……うん。うん、ついているはず!」
(のぶくんは録音アナウンスから可愛いなぁ……)とニヤけました。ペンライトの件は事前情報で知っていたけれど、このペンライトの点灯と消灯でどんな演出になるのだろうとワクワクしました。
「ライブがそろそろ始まるよ。……じゃあ、風よ静まれ!!」とのぶくんが言い切って、客席のペンライトの明かりが殆ど消えました。数人がまだライトをつけたままにしていたので、何人ものスタッフさん達が「ペンライトの明かりを消してくださいー!」と注意しに回っていました。(しっかり徹底するんだなぁ……)と少しだけ驚きました。1、2分間で客が持っているペンライトの明かりが全部消えました。
オープニング映像では、暗闇の中で2つの光が登場。一粒の黄色の光と、一粒の紫色の光が交錯するように一つになり、それが弾けるようにオレンジ・赤・ピンクの短冊が球体を形作り回転し、緑系のボーダーや青系のボーダーが流れるように映し出され、その後も押し寄せるようにカラフルな色が溢れだすという流れでした。印象としては、遊園地のイメージを彷彿とさせるようなものでした。
ペンライトの明かりが一つもない状態で始まった公演。暗闇の中から、ゆるく立ち上る白煙とともにのぶくんがステージに登場します。そのまま、ステージにある大きな舞台装置の上に颯爽と立ちました。
子供向けの物語に出てきそうな、『船の船長さん』という出で立ちでした。頭には黒い三角帽を被り、金色の装飾がついている派手な赤のロングコートを羽織っていました。
のぶくんの足元は木製の船の絵が映し出されていて、ステージの下側半分は『荒れている海』、上側半分は『荒れた空』のアニメ映像が映し出されていました。プロジェクトマッピングによって映し出された濁った海水の水面は絶えず揺れ動き、暗い空には曲に合せて雷鳴が激しく散っていました。雷鳴の映像に合せ、強弱をつけて会場をチカチカと照らす白の照明とよくマッチングしていて、なかなか良い演出になっていました。
一曲目はOver the Horizonでした。
この曲には振り付けはなく、時折身体を前かがみ気味にしては一心に力強く歌うのぶくんの姿が見られました。
2曲目はGood Good Timeでした。4名のダンサーが軽快に登場し、大きな舞台装置から降りてきたのぶくんとステージにてダンスを披露します。黒い三角帽はこの曲のイントロ中にステージ下にいるスタッフへ投げていました。
リズムに合わせてお尻を左右にふりふりする振り付けがあるって今年のキラフェスの時に知っていたはずなのに、直前まで忘れていて、結果また懲りずに吃驚するっていうね!ステージ画面いっぱいにお尻ふりふりが映るんだもん!!
この曲の時には特にプロジェクトマッピングは使われてなかったので、ステージのモニターには歌って踊るのぶくんの映像が映し出されていました。カメラの映像があると、子細な表情まで追えるので有難い……。
3曲目はHello, Ms Sunshine。タオル曲でした。今回のツアーグッズであるピンクのタオルを持って「みんなー!回せ回せー!」とジャンプしながら叫び、ダンサー4名と共にグルグルとタオルを振りながら歌ってくれました。
《MCパート①》
ダンサーが捌け、ステージに残ったのぶくん。
「ちょっと、水分補給させてください。」と水を飲むのを軽く客席に断ってから、経口からの水分摂取を行います。その流れで、目薬も点眼していました。ドライアイドル(笑)この水分補給の流れは思わず笑っちゃった。
「今回のツアーではプロジェクトマッピングを使っているんですよ。この舞台装置(※舞台装置全て、表面が白色)も決して手抜きでこうなっている訳ではないんです!」と冗談めかしていました。
「演出を考えてくれる方々が、僕の要望を聞いて下さって。『その要望を叶えるのが俺たちの仕事だから。』って!それで、今回のツアーではプロジェクトマッピングが出来たんです。応援してくれているみんなの支えと、スタッフの力と、お金で!」
良い話かと思えば、お金オチ(笑)
「プロジェクトマッピングを使うにあたって、重要なのが『光』なんですよね。そう、みんなの持つその光……。僕、今、少し厨ニっぽい事を言っていますね。(笑)光が大切な要素になっているので、皆のペンライトをの光を消してもらったり付けてもらったりというお願いをした訳なんです。」
「買ってくださっている方もいますが、今回のグッズのペンライトはドアの形をしているんですよ。ドア部分のライトがチカチカと開閉するように光るんです。女児的なアイテムですね。今回のライブが終わって、余韻に浸りたい時はこのライトを暗闇でチカチカさせるといいと思います。お母さんには見つからないようにね。心配させちゃうから(笑)」と、グッズのペンライトについて話してくれました。「女児的(略)」「お母さんには~(略)」の部分で会場からは笑いが起きていました。
ファンシーでメルヘンチックなデザインだなとは思っていたけれど、「女児的なアイテム」って表現は思い至らなかったわ(笑)
「公演前にも注意事項でやりましたが、ちょっと練習してみましょうか。」という事で、ペンライト遊びを少々しました。
「僕が『風よ、爆ぜろ!』って言ったら、前から順々にペンライトを……えっと、要はウェーブです!」との説明に則って、ウェーブを作りました。一番後ろの席までウェーブが到達したところで「止まれ!」と停止させていました。不意打ちだったから動いちゃったよ~。(笑)
そんな不意打ちされたりしても、のぶくんに「あっ、いいね~。綺麗だね~。」って言われちゃうと頑張っちゃうぞ。戻ってきたウェーブに「……グハァ!」って大げさにリアクション取られちゃうとこれくらいの事なら何回でもやっちゃうぞ、という気分になった。
お次は「風よ、貫け!」でした。のぶくんが指し示した方角の人のみウェーブをつくるというものでした。
「忘れなかったら、これらをライブ中にやります!忘れちゃったらごめんね!」とキュートに笑って言っていました。
「この中で、今日の横浜公演が今回のツアーの中で初めて参加だよーって人いる?」と尋ねられ、客席の7割程度がペンライトを上げていました。これにはちょっと驚きましたね。のぶくんも「え、……こんなに??」と大変驚愕した様子でした。
「じゃあ、この中で、僕を生ではじめて見るって人いるー?」という問いには、ほんの数名だけ手を挙げていました。その方達に対して「はじめまして、僕、岡本信彦って言います。声優しています!」と自己紹介して、ペコンと頭下げたりしていました。
「そう、声優なんですよねー。それなのに、こうやって大勢の人の前で歌って踊るのって吃驚ですよね。一番吃驚しているのは、うちの親だと思いますけど。」と苦笑したりもしていました。
「みなさん、ラジガメは知っていますか?番組を聞いている人は手を挙げてほしいな。」という、声掛けに対して、会場の反応が少しだけ微妙だったのです。
それをすぐに察知して、「……お、おおー?!横浜、まだまだ伸びしろあるなーー!まだまだ伸びしろあるぞー!!」と即座にポジティブ解釈したのぶくんがサイコ―だった。好意的な解釈をするスピードが半端ねぇな、おい。
「なんで大阪と名古屋はあんなに聞いている人が多かったんだ??」と、ツアー場所での地域差格差を感じて若干混乱した様子。
会場がほんの少しだけ微妙な反応だったのは、私も吃驚した。のぶくん押しなら、鉄板だと思うけど……?
「僕はラジガメとキラミューンの親和性は凄いと思っているんです。摩擦ゼロです。」
「聞いたことがない人がこんなにいるようなら、余計に練習しなくちゃ!」と張り切って、レスポンスの練習を始めます。
のぶくんが「キラってるー!?」と叫ぶと、客席からは大きな声で「キラってるよー!」との返答が戻ってきて、のぶくんは笑いながら驚いていました。
「これは言えるんだ!?てっきり、無音かと思った!なんで知ってるの?……ツイッターで??」
私はその様子を見て、(そうだね!多分ツイッター!!)と心の中で大きく首肯しました。
※以下レスポンスの流れ※
のぶ「キラってるー!?」
客「キラってるよー!」
のぶ「いつもの僕は?」
客「風使い!」
のぶ「今日の僕は?」
客「魔法使い!」
のぶ「魔法のドアは?」
客「ハッピードア!」
のぶ「みんなで叫べ!」
客「開けゴマ!」
レスポンス練習にて、のぶくんが「『こんな長いの急に覚えられないよ~』って人もいると思う!そういう人は『ハアアアアアア!!』って叫んで!正しいかどうかとかよりも、こういうのは気持ちだから!」って言っていたのが最高に良かった。
ライブでお決まりの「○階席―!」ってレスポンスもやりました。
最初に「3階席―!イエーイ!」、次が「1階席―!フゥー!!」、次は2階に行くと思わせて、再び「3階席―!イエーイ!!」、ようやく「2階席―!ゴー!!」、また「みんな、何でもイケけるんだね!!3階席―!ニィー!!」と煽っていました。
自由かよ。
そんなこんなで、最初のMCの締めには「風よ、静まれ!」が叫ばれました。
(感想レポ②につづく)