パーソナルカラー診断(PC診断)に行ってきた 感想レポ
パーソナルカラー診断を受けてきました。
色々な疑問が解けたのと、診断してくださったサロンが良かったので感想レポ書きます。
【事の始まり】
まずは、2017年に話を遡ります。
某日。外出中に、パーソナルカラー診断を無料診断してくれるという看板をたまたま発見。平日の昼間でそこまで混んでいなかった為、その場で予約して、暫く待ってから、メイクした状態で診断してもらいました。
資格を持ったお姉さんが、ピンク色の4枚のドレープを胸元に当てて診断してくれました。
「うーん、どれも似合いますね。敢えて1番似合っているのをあげるとするなら、スプリングのピンク。2番目をあげるならオータムのピンクですね。お客様自身はあまりしっくりきていない感じみたいですが、ウィンターのピンクも似合っていますよ。」と診断してくれたお姉さんに言われました。
私は人生の中で、ピンクを着る機会がほぼ無い人だったので、そもそもこの時点で違和感がありました。特に、スプリングのピンクは着た事ことが無い色味だったのでなんだか不思議な感じ。イエローベースの人が似合いそうなオータムのピンクがこの中では一番似合ってそうな感じがするな……と思いつつ見ていました。唯一、ウィンターのショッキングピンクだけは学生の時に一時期だけ着ていたことがある色味だけど、私には派手過ぎる気がしてすぐに着なくなった服という記憶が強い。
「お客様は明るい色が似合いますよ!暗い色や濁った色は避けた方が良いと思います!」とアドバイスを受けました。
その時は(なるほど。これが第三者からの意見というものか。これは参考になったなぁ)と喜んで家に帰りました。
実際、このアドバイスはその後の服選びの良い参考になりました。自分の選択に自信があまり無いので、このお姉さんの言葉を思い返して服選びをするようになりました。
暫くして、私にはある疑問が浮かんできました。
①メイクした状態で受けたことによる診断誤差はあるのか。(ノーメイクの状態での診断が一般的だと言われている)
②ドレープ4枚しか試していないのに診断するというのはそもそも難しかったのではないか?(診断してくれたお姉さんの「どれも似合いますね〜」という発言から)
③お客にどの色が似合うか否かというより、事前に診断書に書き込みした《なりたいイメージ》から、お客側が言われたいことを推察して、診断したのではないか?
④ネットでの自己診断はオータムだが、私がそれを事前に言ったせいで、お姉さんもオータムのピンクも似合いますと言わざるを得なくなったのではないか?
⑤一概に『明るい色』と言っても、具体的にはどんな色が良いのか?
そんな事がありまして、家から近い場所にあるサロンをネットで見つけて予約をとりました。いやー、予約がちょっととりにくかった…。予約が空いている日と自分の休みがなかなか被らなくて!
【いざ、診断】
予約時に《ノーメイクで来ること、メガネの色が影響してしまうから、出来たらコンタクトの用意をしてきた方がベターだということ、当日のタートルネック着用は避けること》が注意書きに書いてあったので、その通りにしました。
予約時間の10分前に到着し、ベルを鳴らすと、優しげな雰囲気の女性が出迎えてくれました。用意された温かいお茶とお菓子を口に入れつつ、問診票を記入します。
このサロンのお姉さんが丁寧かつ、気さくでとても良い感じのする方でした。
【問診票記入】
【問1】よく着るトップスは何色ですか?以下から選択してください(複数回答可)
→よく着る色は《朱色、青色、黄色、緑色、白色、黒色、紺色》
【問2】着たくない色は何色ですか?以下から選択してください(複数回答可)
→着たくない色は《鈍い薄茶色》
【問3】なりたいイメージを以下から選択してください(複数回答可)
→なりたいイメージは《優しい、明るい、女性的》
【問4】なりたくないイメージを以下から選択してください(複数回答可)
→なりたくないイメージは《クール、ゴージャス》
【問5】何故、パーソナルカラー診断を受けようと思いましたか?(自由記入)
→第三者から見て、私自身に似合う色が何なのかを確かめてみたかったから。知り合いがやっていて興味があったから。(※さすがに長々とは書けなかった)
【問6】以前、パーソナルカラー診断を受けた経験はありますか?
→無料でやっていたものなら一度受けたことがあります。
【問7】診断の際に何か要望があれば、選択肢から選んでください。
→いくつか書いてあったのですが忘れました。私は「小難しい説明は苦手」(※ニュアンス) の欄にチェックをしました。
記入された問診票を見ながら、サロンの方にいくつかの質問をされました。
【問1】
「髪は染めていますか?今までに色は何度か変えたりしていますか?」
→「染めています。(※赤みがかった茶髪)本来の黒髪に戻した事はありますが、しっくりこなかったので茶髪にしています。これ以外の色にはしていません。」
【問2】
「お肌のトラブルで隠したいことはありますか?シミ、皺、くすみ等です。」
→「特にありません。強いて言えば毛穴くらいです。」
【問3】
「赤みを抑えるコントロールカラーなどは使っていますか?」
→「いいえ。」
【簡潔な説明と簡単な分類クイズ】
基礎的なパーソナルカラー知識の説明と、全部で9つ程度の色をブルーベースの色とイエローベースに仕分けるクイズがありました。一応知識としては知っている話でしたが、わかりやすい導入でよかったです。説明も噛み砕いたもので理解しやすかった。
【よく着る服の色を選別】
「先ほどの問診票で書かれていた《よく着る服の色》を、この150色の色の中から抜き出してみてください。トップスの色だけでいいですよ。」と言われ、その作業に取り掛かります。
意外とこれが手間取った!手持ちの服の数はそんなに無いので、思い出すのは多分他の人よりは負担が少ないはずなのだけれど、タンスの中にあるよく着る面子を色表から探すのは、普段使わない頭を使って、割と楽しかったです。
私がちょっぴり苦戦しながら集めた色を見て、「なるほど。かなりハッキリされた感じの色が多いんですね。」とのお言葉頂く。
【肌色確認】
大きな鏡の前にある椅子に案内され、座ります。白い布を身体に2枚装着し、服全体が隠されました。
肌色表を肌に当てて、サロンの方が目視で確認してくれます。
「標準的な肌色ですね。」「ブルーベースとイエローベースのミックス」だと言われました。強いて言えばイエローベース、とも。首と顔の色が違っていて、首の方がかなり色白だとの指摘もありました。
(以前、化粧品を買う時にお店でお肌を見てもらった時と全く同じことを言われているな……。)と思いながら聞いていました。
【ドレープで色を確認】
150色を色種類毎に変えて、顔の変化を見ました。ドレープの色によって、目まぐるしく印象が変わりました。
高速着せ替え人形(?)になった気持ち。店の試着では穴が空くほどガン見して考える人間だから、普通に試着している時の感覚ともまた違う。
サロンの人から、「こちらとこちらはどちらがご自分の中でしっくりくると思いますか?」と質問されることもありました。イエローベースのピンクと、ブルーベースのピンクでいえば、イエローベースの温かみのあるピンクの方がしっくりくる。
「そうですね。正解です。こちらのお色も決して悪くはないんですが少し寂しい印象になりますね。」と褒められました。
「これも似合いますよ」と言われた色の中には、かなりサイケデリックな色合いとかもあって、(そこまで明るいのもアリなんだ??)と若干吃驚もしました。
前回の診断の先入観もあるのかもしれないけれど、暗めの色はあまり似合わない感じがありました。
あと、幸薄そうな美人が着たら似合いそうな青系の儚げな色が、全く似合わなかった。私自身もはっきりと分かるほどに顕著だった。疲れた印象を増強させる感じ。なんだか具合が悪そう。
茶色系もわかりやすく、似合っていない感じが出ました。
「赤系での変化が顕著にわかりやすいですね。朱色はよくお似合いですが、ボルドーなどの大人っぽい深い赤になると、かなり疲れて暗い印象になりますね。茶色系もその流れで暗い印象になる。」と指摘されました。学生の時にボルドーと紫が混じった渋い色味のボレロを好んで着ていた時期があったけれどあれは実は合っていなかった事がここで発覚。若いから多少具合悪そうなのなんて乗り切れていたのかな?
「何かもう一度試したい色はありますか?」と聞いてくださったので、遠慮なく再トライを言い出せました。
「緑が好きなんですが、その中でもどの緑が一番合いそうですか?」
「この色とか、お似合いですよ」
「これですか。(『けろけろけろっぴ』の肌みたいな色だ……!!)」
【アクセサリーの色】
先ほどと同様に、金銀のドレープをあてて判断。4枚を試したのですが、「ナチュラルゴールドが似合うでしょう」と診断されました。また、「大ぶりなものより、小ぶりなものをつけた方が良いでしょう」とも。
【色表で解説】
先程のドレープで着せ替えした結果を、色表を使って、わかりやすく再度提示してくれました。 一色一色を色表から抜き出して並べて、丁寧に解説してくれました。左に行くほど似合う色で、右に行くほど似合わない色です。
「典型的なスプリングでしたね。明度が高くて、鮮やかな色が得意な方です。そして、あなたの場合は、サマーにもウィンターにも似合う色があります。4つの季節枠に囚われず、明度が高く鮮やかな色であれば、あなたは似合います。そして、似合わない色が多いのが、オータムですね。具体的な色で言うと、ボルドーや茶色系、紫系は特に不健康で暗い感じになりがちで、お得意ではないようです。淡い青系も苦手です。」
ここで、前回の無料診断の時に感じていた疑問が解決しました。やっぱり、あの時のオータムのピンクも私には似合っていたのです。あのお姉さんは間違っていませんでした。あの時に見た4色全てが、ここでも得意な色として診断されました。
「顔まわりに真っ黒や真っ白を使うのも避けた方が良いでしょう。黒を選ぶのなら紺色を、白を選ぶならキナリを。真っ白の場合は透け感のあるものや、柔らかな素材にすると良いです。」
「事前の問診票で書かれた《あなたがなりたい像》と、あなたのもつ性質はほぼ一致しているようですね。」
『色の中では、紫色が一番似合わない』との診断には、苦笑せずにはいられなかった。『推しカラーは私に似合わないから、なかなか紫の服が着られないわー!』と冗談交じりに言っていたのも、正しかったのか。
「応援しているグループがあって、そこに大好きな方がいるんですが、彼の担当カラーが紫なんです。紫を服に取り入れるとしたら、どんなものが良いでしょうか?」
「難しいですね。仮に紫を入れるならば明度が高く、尚且つ鮮やかな紫を入れるのが良いでしょう。無理にトップスに入れるのではなく、スカートなどに紫色をいれる方が良いでしょう。敢えて紫から選ぶとしたら、この色くらいですね……。(※悩みながら選んでくれた)」
その後、ファッションアドバイスとヘアカラーのアドバイスを受けました。
柄物は、ランダムに柄が入っているようなもの。または、ギンガムチェックなどが良いと言われました。「髪は黄色味を帯びた茶色がより似合うかと思います。黒髪より茶髪が似合うと思ったのは正解です。ストレートよりは緩くパーマをかけた方が合っていると思います。」とのこと。
最後にメイクアップしてもらって終了となりました。
「お肌はミックスではありますが、メイクに使う色味はイエローベースのものの方が合っていると思います。リップはオレンジ系もしくは朱色が良いと思います。ベージュ系も悪くはないです。」
「茶色のアイシャドウをしっかりつけると、ただの疲れた人になってしまう気がしているのですけど、どうするのがいいと思いますか?」
「黄色かオレンジが若草色のアイシャドウで対応しましょう。アイシャドウを選ぶ時も、紫系や青系は避けてください。更に疲れた印象になると思われます。メイク自体はマットなものよりも、つやつやした感じを目指す方が合っています。」
「アイラインをいれると、怖い印象になってしまうので、いれたくないのですが。」
「全体には引かず、目じりだけいれます。」
サロンの方に感想を述べて、本日の診断結果を後日郵送で送ってもらう手続きをして、今回の診断は終わりとなりました。サロンの方が、手書きで診断内容を書き込みしてくれた用紙のみ持ち帰りました。
私の場合は、《自分のなりたい像》と《好みの色》と《自分の性質》がそこまで大きな食い違いをおこしていなかった為、円満に終わりました。診断結果もそうですが、ちょうど丸々2時間を使って、焦らずじっくり見てもらえたのにも満足しました。
長くなりましたが、これにてレポは終了です。